「シェイクスピアのような息詰まる悲劇」近松物語 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
シェイクスピアのような息詰まる悲劇
何の罪もない男女が、些細なことからあれよあれよと猛烈なスピードで転落していく様が、すごくリアルで、とても60年以上前の作品とは思えません。ところが、誤解と成り行きから始まった道行きが、本物の駆け落ちになってしまうあたりが人間の情念の怖さで、ここがこの作品の普遍的なところなんでしょうね。
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何の罪もない男女が、些細なことからあれよあれよと猛烈なスピードで転落していく様が、すごくリアルで、とても60年以上前の作品とは思えません。ところが、誤解と成り行きから始まった道行きが、本物の駆け落ちになってしまうあたりが人間の情念の怖さで、ここがこの作品の普遍的なところなんでしょうね。