暖流(1957)のレビュー・感想・評価
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暖流というより濁流っぽい
57年大映。増村保造監督三作目。
ある病院の再建を任された男が内部に入り込んでいくが…。冒頭から目まぐるしい台詞の量で展開が速い速い。増村監督は初期からこれ。
爽やか映画かと思っていたんだが真逆だった。登場人物が全員奇妙に歪んでいる。ドロドロとした思惑と人工的に明るい画面。デビッドリンチっぽさあるね。
船越英二がヒゲ生やしたボンボン役やってて最高。左幸子の一方的な好意はとても怖い。それでいてラストの展開になっちゃうのもすごいですね。余韻が無くザクッと終わるのも増村映画の特徴です。
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