劇場公開日 1960年1月15日

丹下左膳 妖刀濡れ燕のレビュー・感想・評価

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3.0前編無し。いきなり後編

2024年2月24日
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鑑賞方法:VOD

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大犮柳太朗版丹下左膳5作品3本目
監督は『七つの顔』『十三の眼』『赤穂浪士 天の巻 地の巻』『鳳城の花嫁』『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』『水戸黄門 天下の副将軍』『新吾十番勝負第三部』の松田定次
脚本は『七人の侍』『宇宙人東京に現わる』『隠し砦の三悪人』『椿三十郎』『乱』の小国英雄

それぞれの立場から相馬藩の汚職を阻止する話
丹下左膳は相馬藩居留守役に依頼を受け賞金稼ぎならと引き受けた
藩主の弟はこっそり身分を隠して伊庭道場の下男として潜入
丹下とかつては同門だった相馬武術指南役は門弟たちを連れて
贈賄金を運ぶ根来一角一行
それぞれの顔合わせの隙をつきまんまと馬に乗せた大金を盗んだチョビ安らちびっ子軍団だったがそれは囮
本物は石灯籠の中にあった

チョビ安がいきなり大名の息子になっている
居留守役との対話で相馬藩前藩主のせいで左膳は醜い姿になったことはわかったがその詳しい経緯は劇中ではわからない
この作品は後編ではなく前編があるわけではない
丹下左膳は他の作品も観てるが両方を省略しているのは珍しい

丘さとみの役どころがが今ひとつピンとこない
彼女のためにもプラス5分欲しかった

丹下左膳が大犮柳太朗なら本来お藤は長谷川裕見子のはずだがなぜか青山京子
小林旭の妻である
長谷川はどうしてもスケジュールが合わなかったのだろう

丹下左膳がキャラが立っているのでいくら華がある大川橋蔵でも脇役になってしまう

今回大岡越前役は月形龍之介ではなく山形勲
殺陣をやるなら山形勲より月形龍之介だろう
月形は悪役のほうがしっくりくる

配役
先代藩主のせいで隻眼隻腕になってしまった元相馬藩の浪人で剣豪の丹下左膳に大犮柳太朗
伊庭道場に潜入していた相馬藩現藩主の弟の相馬源之介に大川橋蔵
丹下左膳の女房?のお藤に青山京子
丹下の子分の与吉に多々良純
大名の息子になったが親と慕う丹下左膳に再会するため長屋に戻ってきたチョビ安に松島トモ子
豊臣の残党の糸路に丘さとみ
伊庭道場当主の娘の萩野に桜町弘子
相馬藩武術指南役の天野伝八郎に岡田英次
相馬藩居留守役の鹿島外気に香川良介
天野伝八郎門弟の岩吉に伏見扇太郎
相馬主膳の家来の永見隼人に沢村宗之助
相馬主膳の家来の黒田弥左衛門に原健策
丹下左膳に小手を切られた相馬主膳の家来の鎬木又三郎に戸上城太郎
鉄砲撃ちを得意としている相馬主膳の家来の梅沢市之丞に富田仲次郎
梅沢配下の鉄砲撃ちの井上彦兵衛に香月涼二
梅沢配下の鉄砲撃ちの大沢一郎太に藤木錦之助
大岡越前守の指示で相馬班の調査をしてきた隠密の池田大助に片岡栄二郎
病床に伏している伊庭道場当主の伊庭一心斎に明石潮
丹下左膳らが住んでいるとんがり長屋の住人の作爺に薄田研二
石灯籠を運ぶ途中に荷車の片側を崖に踏み外し難儀をしている相馬藩士の二宮金五郎に清村耕次
二宮と共に難儀をしている相馬藩士の谷左内に柳谷寛
相馬藩江戸家老の相馬主膳に徳大寺伸
相馬藩城内家老の相馬靭負に上代悠司
大岡越前守の親友の蒲生泰軒に大河内伝次郎
大岡越前守に山形勲
伊庭道場の師範代の根来一角に月形龍之介

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野川新栄