劇場公開日 1979年10月6日

「原爆があんなに簡単に作れたら大変」太陽を盗んだ男 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 原爆があんなに簡単に作れたら大変

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

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中学校の理科教師・城戸は、自身が生徒とともに人質となったバスジャック事件のあと、原爆を作ろうと思い立った。交番の警官を睡眠ガスで眠らせて拳銃を奪い、東海村の原子力発電所へ侵入しプルトニウムを盗み出し、自宅アパートで原子爆弾の製造に成功した。警察に脅迫電話を掛け、バスジャック事件の際に知り合った山下警部を交渉相手に指名した。明確な目的も思想も持たない城戸は、テレビの野球中継を試合終了まで放送させろ、と要求したり、ラジオ番組を通して次の要求を募集したりと、行き当たりばったりの要求で犯行を続け・・・さてどうなる、という話。

プルトニウムがあんなに簡単に盗まれたら大ごとだなぁ、と思ったり、原爆があんなに簡単に作れたら大変だなぁ、なんていう感想。
一万円札をばら撒くシーン、首都高速でのカーチェイスシーンなど、よく撮れたなぁという映像が有りそこは素晴らしかった。
山下警部が最初はかっこよかったが、むやみやたらに拳銃で発砲し、池上季実子を射殺したのはやりすぎ。転落死してなんかスッキリした。
沢田研二のボヤッとした教師役はなかなか良かった。
若い時の池上季実子は美しかった。

りあの
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