劇場公開日 1979年10月6日

「名タイトル」太陽を盗んだ男 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名タイトル

2020年10月25日
iPhoneアプリから投稿

池上季実子が海に落とされるが、その落差はションベンライダーの一場面を連想させる。凄まじいカーチェイスも見られるが、なんか本当に事故りそうなヤバいブレーキングである。振り切っているのがこの映画の魅力。あのヤバさを二度見したくなる。
連帯ではなしえなかったことを個人でしようとするが、その実、幼稚。長島の逆転弾に無邪気に喜ぶジュリーが印象的である。決して同意できかねる活動はヒロイックには描けないようで、他方、菅原文太が体現する現場へのリスペクトだけは高い。結局は権力志向のように思えるが、これも時代の現れ。
屋上で白眼を剥いた菅原文太が忘れられない。

Kj