「公開当時なら。。。」太陽を盗んだ男 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
公開当時なら。。。
これは絶対映画館で観る、と固く心に誓った映画である。初公開時はまだ中学生で、いろいろな映画を観るという感じではなかった。何年か前に映画館で観るチャンスがあったのに見逃してしまった。
そして今日、やっと映画館で観ることができた。
1979年の作品。
できれば、もっと若いときに見ておけばよかった、と思わせられた。
城戸(沢田研二)の行動原理がまったくわからない。高校教師という職業は誰でもなれるものではない。教員免許がいるわけで、免許をとるということはその意志があるということで、ああいった犯罪に走るには仕事上の動機がいるのでは?
目的がないというのも当時としては受け入れられたかもしれないが、それにしてはリスクも高いし、労力もハンパではない。
長谷川和彦の演出はすごいのだが、本作の脚本はいかがなものか。
DJゼロ(池上季実子)はまったくいらないキャラクターであった。
公開当時に観ていたら違った感想になったかもしれないが、いま観ると、だいぶ残念な映画と言わざるをえない。
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