大地の子守歌のレビュー・感想・評価
全3件を表示
とにかく本作は原田美枝子の凄さを知る事にこと最大の意味があると思います
1976年6月公開
原作は1974年の素九鬼子の小説
主演は原田美枝子
当時18歳
既に数本映画に出演していましたが、主演は本作が初です
彼女自身が原作を読み主演を熱望したそうです
この年の10月には「青春の殺人者」にも出演して、彼女を強烈に印象づけています
本作の主人公おりんは、強烈にエキセントリックな女性であるので、演じる原田美枝子も相当なオーバーアクションなのは致し方ありません
むしろ18歳でこの役をやり抜いた根性が凄いと感嘆します
彼女の本作以降、どんどん大女優になっていくのも納得できるものです
時代はおそらく大正か昭和の始め頃、四国愛媛の山奥で祖母と二人で暮らす13歳の少女が祖母の死後、騙されて瀬戸内海の御手洗島というところの遊廓に売られるというところから始まるお話
とにかく本作は原田美枝子の凄さを知る事にこと最大の意味があると思います
コメントする (0件)
共感した! (0件)
よかった
クリックして本文を読む
山でお婆さんと暮らす原田美枝子が、人買いにだまされて、島で女郎にさせられる。
一円も借金なんかしていないのに、借金漬けみたいにされてすごく理不尽だった。
そんな原田美枝子は山育ちで非常にピュアで、あどけない表情がとても可愛らしかった。体力が尋常じゃなく、反抗的で口が悪くて、罵声がいちいち決まっていて矢吹丈みたいですごくかっこよかった。
彼女が歯を食いしばって頑張るところは健気で涙ぐましいのだが、オレがもし客だったらと考えると、あんな変な髪型や態度は受付られない。漁師のイケメンの青年も迫られてさぞ困った事だろう。
全然知らない映画だったけど、すごく面白かった。
全3件を表示