劇場公開日 1956年7月31日

「男女の間・橋の手前と向こう」洲崎パラダイス 赤信号 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0男女の間・橋の手前と向こう

2020年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

川島雄三監督。56年日活。かつて存在した花街の側を舞台に腐れ縁の男女とその周辺の人達を描いた作品。

どうにも煮え切らない三橋達也のクズっぷりが上手すぎ。女優もみな良い。新珠三千代、芦川いづみ。轟夕起子の存在感が特に素晴らしい。後半好転しそうな展開かと思わせて…というのがこの監督の油断できないところ。

一緒にいると駄目になってしまう、でも離れられない、というような男女間の機微の話はお好きな人には大好物でしょうが、自分にはあまり向いてなかった。昭和30年代の風俗はとても興味深く見れました。

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散歩男