人狼 JIN-ROHのレビュー・感想・評価
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出渕裕氏がデザインしたドイツ的意匠のプロテクトギアにほれぼれ、傑出していますね。
Morc阿佐ヶ谷さんにて『人狼 JIN-ROH』(2000)を久々に鑑賞。
もう25年近く前の作品になるのですね。
『人狼 JIN-ROH』(2000)
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)でキャラクターデザインを担当された沖浦啓之氏の監督デビュー作、原作・脚本は押井守氏、演出は『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ジ・ローハン』の公開も控える神山健治氏。
2018年に韓国でカン・ドンウォン主演作としてリメイクもされましたね。
第二次世界大戦、日本がドイツ・イタリアと同盟を組まずイギリスと組み敗戦、ドイツ占領下の昭和37年という設定が実に押井守氏らしいですね。
当時の空気感も見事に再現されています。
『紅い眼鏡/The Red Spectacles』(1987)、『ケルベロス-地獄の番犬』(1991)と連なる「ケルベロス・サーガ」の作品ですが、出渕裕氏がデザインしたドイツ的意匠のプロテクトギアにほれぼれ、傑出していますね。
自治体警察が過激派集団(セクト)を鎮圧できず高い戦闘力を有する「首都警」を組織、警察側と首都警との権力抗争、それに伴う公安や非公式の諜報組織「人狼」の動きなど硬質なポリティカルドラマが98分に濃縮されています。
まだCG前夜、全編セルアニメーション作品なのも味があっていいですね。
いくつもの感情がドットくる
視聴:1回目
推薦:映画マニアのみ
感想:不気味さと哀しみと恐ろしさといろいろ体感したアニメでした。これは大人になってから見て正解。昔から気になっていた映画でした。強化アーマーの不気味さがじわじわくる絵でした
童話と世論をもじった作品
赤ずきんを過激派のアカ、狼を機動隊に見立て、赤ずきんの童話になぞらえた構成になっている.
話の趣旨もはっきりしていて、作画もよく、観ていて飽きない映画だった.
2000年公開の映画だが、監督、脚本、音楽、演出の面々が、大物ばかりで驚いた.
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