「"村八分"」新日本暴行暗黒史 復讐鬼 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"村八分"
復讐モノ西部劇な雰囲気、物悲しげな音楽と冷たく廃れた映像にやり切れない物語。
序盤から核となる出来事が、観ている側も一瞬で村人たちに憎悪を浴びせる視線で鑑賞、復讐に手を染める姿は哀しみに満ちているが、殺される村人たちに同情の余地は無く。
いわれのない風評で孤立無援な立場に陥った兄と妹が、部落の人々から理不尽極まりない暴力の被害者に。
最後まで救いのない物語が被害者から加害者になってしまう理由、実話である"津山事件"を参考に描かれた本作、今現在何ら変わらない出来事が起きてもおかしくはない。
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