「本当に終わってしまった」REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に終わってしまった
クリックして本文を読む
自分の中で、期待してワクワクしながら続きを待ち、感動して納得するような内容ではなく、「あ、これで終わりなんだな」「ふーん、そう来たか」「じゃ、さよなら」という感じで、見事に心の平静を取り戻してくれた一本でした。
テレビシリーズから通して、語られてきた謎の部分がもうどうでもよくなり、それも含めて語るべき主題が無くなった果ての、ちょっと残念な物語のたたみ方でした。それは、とことんまでスケールをでっかくして、最後にはごく私的な会話でオタク的アプローチを突き放してしまうという衝撃的な幕切れでした。
病室のベッドで並んで寝ていた2人が、どういう帰結か、同じ構図で砂浜に横たわるイメージショット。特務機関NERVの運命は、使徒って何だったの、人類補完計画って、、、そんな諸々の疑問が、すべてどうでもよくなる放り出し方で、ある意味、夢オチよりひどい終わり方かも。と思いました。
コメントする