THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのレビュー・感想・評価
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視覚的にも感情的にも気持ち悪い
エヴァンゲリオンに関しては、TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版を鑑賞済みです。漫画版は未読です。前述のとおりこの作品もすでに何度か見ていますが、久しぶりに見返したので、いまさらながら感想を書かせていただきます。 個人的にこの作品の見どころは2つだと思っています。1つ目は作画、2つ目は気持ち悪さです。 1つ目の作画ですが、やはり注目すべきは「Air」の中のエヴァ2号機がゼーレの用意したエヴァシリーズとの戦闘シーンです。 ここ最近のアニメは作画のスピード感とエフェクトが重視されているように感じます。(画面の中の情報量の多さが重視されているというか…?)この作品では、それらよりも重さや慣性といった、より特撮的というか現実的な動きで作画されていると思います。2号機が食い散らかされるシーンはまさにリアルで視覚的に気持ち悪さがあります。 話は脱線しますが、TVシリーズの第19話「男の戦い」の初号機が覚醒するシーンはカット割りを含めて、まさにリアルな作画を代表するシーンだと思っています。 2つ目の気持ち悪さについては、1つ目の作画も関係していますが、脚本、演出、作画で表現されていると思います。 個人的にシンジ君のウジウジ感は割と好き(というか割と納得はできる)のですが、どう考えているのかをしっかりと吐露させています。この考え自体は決して耳心地のよいものではなく、また鬱屈しているけれど、人が持つ根源的な感情であるようにも私は感じますが、日常であればわざわざ人につまびらかにしない感情をここまで吐露させました。人によってはこのシンジ君の考え方自体が気持ち悪いと思うだろうな、と思います。 また、初っ端からシンジ君の自慰シーンや、途中でミサトさんの性描写シーンもあり、そこに嫌悪感を覚える人も多いだろうな、とも思います。こういったシーンが散りばめられていることや、アニメという虚構でそれらを描く、という気持ち悪さにも繋がっていると思います。(これらの「気持ち悪い」をしっかりと担保しているのが、リアルな作画という部分でもあると思います。) 正直、映画自体が独りよがり感が強いなと思いますし、気持ち悪い感情に自分でも分かっているんですよと言い訳している(ミサトやアスカに言わせている)ように見える、その描写自体にも気持ち悪いと感じることもあるかと思います。 何度か見ていますし、解説動画も過去に見たことがありますが、宗教的な専門用語とかは未だに全然わかりません笑。 ですが、そういったものを置いておいて、画面からあふれ出る感情やそれに伴う気持ち悪さ、というものが表現されていると思いますし、綺麗に取り繕うことなく、気持ち悪いものを気持ち悪いままで表現したこの作品は、自分としてはとても貴重な作品だと思います。
うげげ……
私はエヴァンゲリオンがテレビ放送開始した当初、まさにシンジ君と同い年。 テレビシリーズの終わり方に納得していましたので、別に観に行きたいと思っていませんでした。 大人になり、『あのテレビのエンディングが変わるのかな?』と、思いレンタルして視聴しドン引き。無かったことにしました。 そして、今回『新劇場版:||』の感想を聞き、『過去作全て復習して見た方が良い』と言われ興味が出て、過去作復習。 順番は 『テレビシリーズ』『序』『 破』『Q』と観て、『Air/まごこころを、君に』を今見ました。 えっと、『何かやっぱ、もう、お腹いっぱい』って感じになってます(笑) 見る順番を間違った…💧 そして、やっぱ気持ち悪くて、内容的にも見なくて個人的には良かった
わけがわからないよ....
正直庵野監督の独りよがりになってる映画としか思えません。何を伝えたいのかもどういった内容なのかも全くわからないですしね。 それでも何故か目が離せないのです。それはやっぱり庵野監督の演出力でしょう。あれを見て芸術的だと感じられるほど私の感性は発達していませんが見ていて面白いのは確かですからね。そういうところが人気の原因なのでしょうか。 自分が何を見せられているのかも分からない。そんな映画でした。
気持ち悪い
うん、もうそれでいいと思う。 『まごころを君に』は観ていないが直接的な関係があるとは思えないから、「世界の中心で愛を叫んだけもの」と同じく知っている人がニヤリとするためだけのものかなと。 兎にも角にも劇場の大きな画面で見て、良し悪しはともかくなんだかんだ楽しかったし、自分の中でもケリがついたのだが。当時は。 新劇で本当に終われるのだろうか?
望みあるとしても
我、思う故に、我あり。 然らば、我、思わざれば、我無し?。 残念ながら、否。どんなに世界を否定しても、どんなに自己を否定しても、否定したがる意思の存在は、否定できない。 そんな負のスパイラルから、何か見い出そうとしたことある方、手、挙げて。 自分の好きなもの、自分を傷つけないものだけに囲まれて、暮らしたいですね。あとの世界は、要らない。つまり、本編のラスト、気持ち悪りぃ世界こそ、シンちゃんが渇望する心象風景なのでしょう。ほとんどの方に拒否反応出たそうですが、私、未だに、シンクロ中。プラグが抜けません。そんな私の心の闇に、どす黒いライトアップしてくれた監督さんの心の裡は、どんなカラーかしら?。 踊るダメ人間こと、大槻ケンヂ氏ですが、若い頃、あるポルノ映画で、はらはらと、落涙したそうです。主人公の、余りにもみじめで、やるせない姿に、自分自身を見ているような気がしたからだそうです。 映画館の闇に包まれ、心の闇をスクリーンに映し出され、悶絶したがる変態さんが、私以外に、どれ程いるのか、知りたくもないですが、監督さん、これからもずっと、そんな、闇に集いし猛者達と、寄り添う覚悟なのか、あるいは見て笑っているのか、どちらですかね?。 一応、残酷な中二病のテーゼは、本編で完結。後年、4編からなるセルフリメイク開始。3編リリース。殊に3作目が、物議を醸し、今日に至る…で、合ってますかね。 いずれにせよ、何の予備知識も無く、初めて観た本編が、私のエヴァの原点です。これからエヴァる初心者さんも含め、みんな観てね。その後、筋肉少女帯の「望みあるとしても」、お聴きください。きっと何か、見いだせます。かなり、ヤバい、何かをね。
まごころって何?
ラストシーン、シンジはアスカに恐怖して首を絞めたというけれど、そうは見えない。 あれはシンジの意思表示ではないか?自分は嫌われ憎まれてもいい。相手も自分もわかり合えやしない。いつまでも生きながら死んだ様になっているアスカに、ただなにもできず受け身でいるより、どんな罰や後悔が待っていようとも、変化を求めて行動した。 相手の反応を求め、自分の意思で考えて、意を決して行動した、絶望的なコミュニケーション。 その諦めと絶望に死者同然だったアスカの右腕が反応する。 絶望だけが絶望した心を揺り動かせる。虚無な心の共有は友愛を生む。 一切利害のないところにすら友愛がある。それが人間で、シンジが戻ってきたのもその心があるから。自分には何もできず冷たく醜いと思い、それでも生きていこうとして行動したことの結果の意外さに、彼の魂からの嗚咽が漏れだす。 誰でも一度くらい似たことは無いだろうか。自分が知るより深く自分を見つめる他者の心への感動。シンジにもその瞬間が訪れた。 もう死者の表情でなくなったアスカ。感慨深げな表情。そしてシンジとの認識のズレ。シンジの行動は孤独な自分の心と通じる。でも、わかり合えはしない。 一つだけの目が動く。目の前のシンジという他者。その恐ろしく、醜い存在と、ほんの少し前の自分とは心が一つになった気がした。だから、 「気持ち悪い」 これが作者が描きだした、真心。利害も事情も感情すらもなくしても通じ合う人間の心はたしかにあるということ。たとえ分かり合えなくても。 首を絞めた碇シンジは作者そのもの。だとしたら、それに対して、視聴者である自分はどう応えられるだろうか?心の芯で、反応しているだろうか?
30分にまとめた方がいい
安直な結論しか出せない毛恥ずかしさを、 グロとエロと難解さで包み隠し、 「俺って天才だろ、頭いいだろ、凄いだろ、お前らには解らんだろ、それで良いんだよ、俺もわかんねーしw」と有頂天になっている 庵野監督の公開マスターベーションです。 こんなもんを高尚だと勘違いするのは、人生経験が浅いお子様だけだろう。 また、こんなもんを評価する人は、自分が新興宗教にハマる軽薄な人間だと自覚したほうがいい。 そして、こんなもんに救われたとか言う人は、自分が特別だと勘違いしている重症の中二病患者か、コミュ障か、ヒッキーか、ニートか、もしくはその全てか予備軍であると自覚したほうがいい。 健全な青少年には全く無用。 せめて30分にまとめたくれたら良かったね。 そしたら無駄な時間を減らせたのに。 「巷で評価されてるエヴァだから、最後まで観たらなにか楽しめるかも」と刷り込まれ、損切りできなかった私の負けです(笑) あー、無駄だった。
やりたいこと全部ごった煮映画
DVDにて久々に。エヴァンゲリオンは、正直話のあらすじや基本設定は何度見てもよく分からないwww しかし、血がブシュブシュ飛び散り、最強の怪獣(怪獣じゃないけどw)が文明をぶっ壊し、人がガンガン死に、爆発し、なんか凄そうな器械や呪文が出てきて、いつの間にか訪れるすげーかっこいい構図になって、エロがあり・・・これが良いんだよwww ぶっちゃけエヴァは、オタクが好きそうなシチュエーション、画、キャラクター、現実世界への憎しみ、を全てぶち込んだ、ごった煮アニメだと思っている。そういう意味でタランティーノ的だと思っている。 世の中全部ぶっ壊す! 現実の世界でやったら犯罪になるから、映画の中でやるんだよ。
むしろ有害では
テレビシリーズでは、女性たちが少年を成長させるような感覚などで分かる感じがあったが、この作品だと異常性欲と分裂した妄想とSFを借りた暴力描写が流れるばかりのようで、何をどうしたいのか、そこまで難解にしながら異常のような性描写や暴力を見せて、むしろ有害さだけが残るような、そんなに作者たちは都会のストレスの中で異常をきたしたかというような、一体どこを評価して映画館に当時の人達は行ったのか。こういうものをわざわざ知的にいろいろ参照して評価しなくても済む。もっと幸福な人生は簡単なところにあって、わざわざ複雑にするから不幸なのだろう。正直に相手の首をしめて成長するようなところが本来の人間では無いだろう。評価できなかった。NHKBSプレミアムからの録画でみたと思うが、こういう選択をするNHKの教育番組が最近変な感じなのも関連があるのかも知れない。新たな世代に夢は無いんだな。どうなるんだろうか。
000点
映画評価:評価不可 この作品を一度見ただけでは、評価を出来そうにありません というのも、この作品は宗教の更に悟りの域の物語っぽくて、その聖域に踏み込めさえ出来ていないので ただエヴァンゲリオンという宗教に入りたい訳でもない私には到底理解など出来ないのかもしれない アニメ版から、とても神々しく宗教風の印象を受けた作品だったので、更にその先は… 内容としては鬱にもなりそうな程に深闇の様にも感じますが、実は逆のイメージなんじゃないかと感じました。 この作品とアニメ版を見てエヴァンゲリオンファンには到底なれる気がしませんが、このエヴァンゲリオンという作品の途方もない深さは感じる事が出来た気がします また新劇場版を見たら、見に戻ろうと思います 【2015.12.5鑑賞】
救いようがない話です
内容は嫌な後味が残る救いようのない話です ただこれがエヴァンゲリオンの行き着いた先です テレビ版のような楽しさに欠けますが、ちゃんとエヴァンゲリオンです 公開当時かなり客足がなく、さっさと打ち切られたのもわかります ただ 破 と違ってちゃんとエヴァンゲリオンです 嫌な後味しかないのであまりすすめないですね
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