信号ばか

劇場公開日:

解説

母を交通事故で亡くした少年の眼を通して、今日の車社会の問題を描く。脚本・監督は「ヒロシマという名の少年」の菅田良哉、撮影は「グッドバイ(1989)」の塩谷真と重田恵介が共同でそれぞれ担当。

1990年製作/日本
劇場公開日:1990年3月24日

ストーリー

小学六年生の勇は七歳の時に母親を交通事故で亡くした。母を想う気持ちを忘れぬように、そしてこれ以上同じような犠牲者を増やさない為に、悪質ドライバーや交通ルールを守らない歩行者に対して怒りの目を向ける勇は、母の作ってくれた形見の黄色い旗を持って、登校・下校時に通学路での誘導をするのが日課だった。そして、いつしか勇には『信号ばか』というあだ名がつけられていた。ある日、勇の父有三は再婚を考えている坂田美江という女性を家に連れて来るが、母親のことが忘れられない勇は、美江に対して心を閉ざしてしまう。そして、みどりのおばさんも出現し、そんな出来事に勇の幼い心は揺れ動くのだった。美江もみどりのおばさんも勇と同じように交通事故で家族を亡くしており、勇と同じ気持ちを抱きながらも勇のように交通ルール違反者を怒鳴ったりはせず、優しくお願いしているのだった。そんな二人に勇は反発するが、違反者に対しての思いやりを忘れていたことに気づき始めた男は、そのことを作文に書き、作文コンクールにて、会場の人々に優しくお願いするのだった。

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