「傑作すぎる」仁義なき戦い 代理戦争 タニーさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作すぎる
米ソの冷戦を引き合いにヤクザの抗争に繋げるハッタリの効いた冒頭から引き込まれる。
やっぱり男としては菅原文太が演じる広能のようにかっこよくありたいと思うのだけれど、面子と保身のために立ち回るヤクザたちの人間臭さに負の共感をしてしまう。
そういう男になりたいけれどなれない男たちの物語を体現しているのが渡瀬恒彦演じる倉元で、母親に煙草をあげるシーンとか、焼けた遺骨をぎゅっと握り締めるシーンがいちいち泣けた。
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