劇場公開日 1973年4月28日

「前作とは違う味。」仁義なき戦い 広島死闘篇 KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 前作とは違う味。

2019年3月25日
PCから投稿

同じやくざを描いていても、第一作目とは違うカラーが出ている。テーマが違うのがはっきり分かる作品だ。 行き当たりばったりに立ちはだかる壁にぶち当たってもがきながら前に進んでいく前作とは違う。この作品は、このヤクザの社会の中で何かを・・自分の生き方を見出そうとしている若者を描いている。そして、そこにそんなものは無く・・・。千葉真一が演じているキャラクターに踏みにじられて行く。このキャラクターがものすごいですね。これが正しい広島弁なのかどうか私にはわかりませんが。これ以上ないぐらい、下品なヤクザが上手く表現できていて。この映画のイメージが、千葉真一一色に染まりそうです。それから残念なのは相手役の女性ですね。この女性は見た目が賢そうすぎて。この主人公に惚れていく・・というのがちょっと合わなかったような気がします。でも、この作品がすごい作品であることには間違いはありません。

KIDOLOHKEN
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