「どうしても比較してしまう」白い巨塔(1966) たたみさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても比較してしまう
唐沢版を連ドラで見てハマり、その後再放送も見ていたためどうしても比べてしまいますが、田宮二郎版を見ていた母からしたら、唐沢版は田宮二郎版の重さが足りないと!
岡田准一版がうっすいな〜と感じたのと、同じ構図かと思いますが…
原作が完成していない状態で映画になったため財前が癌になるくだりがなく、あの後も大事なのに!と思いましたが、見応え十分でした。
個人的には、「源氏物語」と並んで、いま映像化するならどんな配役にするかを妄想するのが楽しい「白い巨塔」。この映画では、財前又一の品のなさがよかったというか、合っていたと思いました。
余談ですが、佐々木庸平は財前に冷たくあしらわれたのに、財前が癌になったら東教授に執刀お願いできて、財前が閑職に追いやったような里見先生にも親身になってもらえていいねと財前に言いたくなる自分は、性格が悪いのか…と思います。
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