「田宮二郎さん、やっぱりカッコいいです。」白い巨塔(1966) コータローさんの映画レビュー(感想・評価)
田宮二郎さん、やっぱりカッコいいです。
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『白い巨塔』、テレビシリーズを両親が熱心に観ており、私も小さい頃たまに夜更かしして一緒に観て、ストーリーこそ全く覚えていませんが主演の田宮二郎さんのカッコ良さだけは覚えています。
なので、当時のクイズ番組『タイムショック』を観る度に「あっ、白い巨塔の先生だ!」と思っていたし、自死された際、両親が驚くと同時に大きなショックを受けていたこともかなり鮮明に思い出せます。
その後、別の俳優さんが演じられたものの、やはり財前先生は田宮さんという幼い頃の刷り込みにより全然観ていませんでしたが、当時の映画をBSでやるということで録画して観ました。
当時のテレビシリーズはカラーで観た記憶があるので、白黒なのに最初ビックリしましたし違和感も感じましたが、その面白さによってすぐに慣れました。
医療ドラマというよりは、前半は選挙ドラマ、後半は裁判ドラマって感じはありますが、医療業界を若干知っているだけにいわゆる「あるある」も感じられ、相当取材されているのだろうなと思える部分も多々あり、2時間半もの時間が結構短く感じるほどでした。
田村高廣さん、東野英治郎さん、下條正巳さん、加藤武さん、小川真由美さんなどその後も大活躍される役者さんの若い頃の活躍が観られて感激できただけに、田宮さんの若過ぎる死が惜しまれ、あらためて両親がハマってた当時のテレビシリーズも観てみたいなと思いました。
あと、時代なので仕方ないのでしょうが、どんだけ吸うねん?ってツッコみたくなるほど、カットが変わる度に喫煙シーンが出てきたのと、マスコミが出てくる度、当時原作が掲載されていたサンデー毎日が出てくるのには、本筋とは関係ないところでちょっとウケました。
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