「アンコールワット」地雷を踏んだらサヨウナラ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アンコールワット
日本映画でもこれだけのものを作れるというパワーを感じた。カンボジアの自然、純朴な子供たち、もちろん神秘的なアンコールワットも上手く表現されています。ドキュメンタリー映画ではないので、若干迫力には欠けるものの、フリーカメラマンがどういう立場だったとか、当時のカンボジア情勢も少しは理解できる貴重な映画だ。
しかし残念なことに、実在の人物一ノ瀬泰造そのものが表現し切れていないような気がする(本人についても知らないのだが・・・)。反戦思想を持っているわけでもなく、キャパに憧れるという基本姿勢と名声と生活のため・・・それだけで命を賭してまでアンコールワットに執着するのか、映画を見ただけでは理解できない。
【2004年ケーブルテレビにて】
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