「不満足なボウヤたち」処刑の部屋 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
不満足なボウヤたち
56年大映。石原慎太郎原作のいわゆる太陽族映画。監督市川崑。
無軌道な若者の一人が初主演の川口浩。不機嫌そうで生意気な感じがよく出てる。モデルは早稲田大学生だね。にしても若者文化が違い過ぎて隔世の感あり。そういう時代も存在したのだ、という記録的側面で見てしまう。
若尾文子さまはいつもとヘアスタイルが違いエレガント。きっちりシャツを留める着こなしも初々しい。
全編共感できぬ若者像でしかないがラストののたうちは実に映画的。ちょっと見直したよ川口浩。
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