「素晴らしき哉、少年時代‼️」少年時代(1990) 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき哉、少年時代‼️
篠田正浩監督の最高作は「心中天網島」かもしれませんが、幅広い世代に共感を呼ぶのはこの作品ではないでしょうか⁉️昭和19年、東京から富山県の田舎に疎開してきた少年・進二とガキ大将・武の友情、そして別れ・・・‼️この作品のポイントは二つ‼️一つはガキ大将を頂点とする子供たちの上下関係と、当時の日本の軍国主義の縮図が絶妙にリンクしており、当時の社会情勢というか、日本という国を知る上でこの上ない反戦映画となっている事‼️もう一つは、誰にでも経験があるであろう輝ける幼き日、少年時代への郷愁を描いている点ですね‼️ホントに共感、共感‼️でも決してセンチメンタリズムばかりではなく、武がガキ大将の地位を失うエピソードなど、篠田監督の演出は時に厳しくて容赦ない‼️でもそれが良かったんでしょうね‼️進二と武の二人の子役さんもホントに魅力的‼️大きくなってるんでしょうね、今頃‼️そして東京へ帰る進二の列車を、武が田んぼを走りながら追いかけ、列車に手をふるラスト‼️そこに被さる井上陽水の主題歌「少年時代」のあまりの名曲ぶり‼️ホントにいい作品だなぁ〜‼️
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