ジュブナイルのレビュー・感想・評価
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間延びしておもろない
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少年少女4人が未来から来たロボットを見つけ、かくまう。
そのロボットは何者かは分からなかったが、普通に日本語を話す。
そんな時、地球の海をごっそり奪おうとする宇宙人が襲来。
ロボットが作ったモビルスーツに乗って、少年らが応戦し勝利。
結局そのロボットはその少年が未来に作ったものだった。
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うーん、何かベタで間延びしておもろくなかったなあ。
香取や酒井の存在意義がほとんどないしね。
しかも宇宙人は自滅みたいなもんやし、アホ過ぎ。
宇宙人もロボットも可愛い必要ないし。
それに後日談もまた間延びしていて、早く終われよって思った。
だいたい予想通りやし、パラドックスも解決せんまま終わるし。
山崎貴の名が子供心に刻まれた作品
"ゴールデンシアター" で鑑賞(地上波初放送)。
とても好きな映画だ。本作と「リターナー」のVFXのすごさに衝撃を受け、子供心に山崎貴監督の名前が刻まれた。
日本の特撮映画やハリウッドのSF大作好き故に、幼い頃は宇宙人と戦う想像ばかりして楽しんでいたクチだから、本作で描かれるひと夏の冒険に憧れを抱いた覚えがある。
大人になった今本作を思い返し、テトラとの出会いや冒険を通して子供たちが成長していく過程が瑞々しく、タイトルに恥じぬ「ジュブナイル」ぶりであったことを思い出した。
彼らの成長を導く存在、テトラのかわいらしいデザインが好きだ。巷間で実しやかに語られる「ドラえもん」の最終回をオマージュしたその正体は、かなりグッと来る設定である。
少年たちとテトラの交流が楽しいし、SF要素も堅いから、ワクワクしたりウルウルしたり、子供心に印象に残った。ガンゲリオンとボイドスカウターの対決に、手に汗握った。
とても低予算とは思えない、非常に高いクォリティーのVFXを実現した山崎貴監督の手腕に、恐れ入るばかりである。
※修正(2024/11/13)
少年時代が蘇る特別な1本。僕らはアトムとF先生の子供さ。
少年達とロボットの一夏の冒険を描くSFアクション。
監督/脚本/コンセプチュアルデザイン/VFXは山崎貴であり、本作は彼の初監督作品にあたる。
主人公・祐介の成長した姿を演じるのは『男はつらいよ』シリーズや『鉄道員(ぽっぽや)』の吉岡秀隆。
公開当時、主人公達とほぼ同年代だった自分にとって、この映画には本当に影響を受けたし憧れた。
淡い恋物語、タイムトラベル、ロボット、宇宙人、そして友人達との何気ない日常…。
スクリーンに映し出される、自分と同じ年頃の子供達が繰り広げる冒険に胸を躍らせていたことを、久々の鑑賞で思い出す事が出来ました😌
まだパソコンが一般的ではなく、インターネットにも馴染みのない時代。
プレステ2やPHS、VHS、コロコロコミック、サルゲッチュ…。あの時代、少年なら誰もが親しんでいたり憧れたりしていたあれやこれやが物語いっぱいにパッケージされており、懐かしさと寂しさで胸がいっぱい…。
映画の内容は、よく出来ているとは言い難い。
今になって鑑賞してみると、少年時代には気付かなかった物語のアラが目についてしまう。
神崎博士と範子お姉ちゃんの恋愛要素ははっきり言って不要。そもそも、この2人は作中でほとんど活躍していないので存在意義もよく分からない。香取慎吾演じる神崎博士はとても面白いキャラクターだったのでもっと活躍の場面が欲しかった。
敵のエイリアン・ボイド人も酷い。VFXはなかなか頑張っているのでビジュアル面には文句はないが、もうちょっと怖さとか強さを強調出来なかったのか…?
急に日本語ペラペラになるのは何故…?
最後の倒し方も何だあれ?何しに来たんだあいつら💦
子供の頃は「ガンゲリオン」の登場に胸躍らせたものだが、今見るとあまりの活躍の少なさに驚く。当時の技術的に難しいのかもしれないが、もっとバトルが見たかった。
にしてもガンゲリオンって、かなりギリギリなネーミングっすね。テトラの声優も林原めぐみだし…。山崎貴監督、中々に安直。
余談だが、林原さんが顔出しでカメオ出演しているのを発見!この当時、どのアニメでも林原めぐみがヒロイン役やってたな〜。
タイムパラドックスがどうのこうのとツッコむのも野暮だが、映画終盤の2020年の描写は陳腐だし展開にも不満。チンタラせずにサクッとテトラ作って過去に送らんかい!
…あの可愛らしかった主人公の少年が、20年経つと吉岡秀隆になるのか…。全然似てないぞ。
映画としては褒められたものではないかもしれない。
しかし、少年時代の大切な思い出の一本であり、映画好きになった原因の一つでもある特別な作品。
そして山下達郎の主題歌&劇中歌は最高。今でも大好き❤️
山崎貴の初監督作品ということもあり、彼のやりたい事が画面越しから伝わってくる、活力と多幸感に溢れる映画。今の子供達にも観てほしい快作✨
予算的な問題からか、地味な社会派or誰得な実写ばかりが作られている邦画界隈。現代でもこの様なハッピーな国産SFが作られると良いのだが…。
DAI語…!
MK5とか懐かしいと思うけど、当時の女子高生のそれより、DAI語のほうが近い感覚でちょっと感動する(笑)
こういう作品のストーリー展開としてはそこまで無理がなく、割と自然に観れる珍しい作品だと思う。
2000年公開の作品を2019年に初観賞だけど、2020年(つまり来年)のパートで、タブレットみたいな端末で資料を読んでいたり、アレクサみたいなのと会話しながら進むシーンがあったりして、「これは凄いことでは…!山崎監督(と脚本?)恐るべし…!」ってなりました。
大人パートはキャスティングがイマイチ合ってなくて残念。
当時いくつかの作品で絶句した緒川たまきさんの演技に、2019年もぶち壊されるとは。今じゃ見ないけど、なんだったんだ緒川たまき。
そしてひたすら鈴木杏が可愛い。
少年時代の遠藤雄弥も良いなぁ。
清水京太郎くんやYUKIくんも、今でも活躍しててもおかしくないレベルの演技をしていて、子役のキャスティングが完璧。ほぼ子供時代が主なので救われる。
ひと夏のSF冒険譚
ある日現れた謎のロボットテトラ
テトラに導かれ、少年少女と変人科学者は人類存亡の危機に立ち向かうことになる。
夏休みに不思議なロボットと出会い、やがて世界規模の冒険活劇になるという劇場版ドラえもん的なドキワク映画です。
劇場で観てからもうずいぶんと時間が経ちましたが、今でも「アトムの子」の歌詞をなんとなく覚えています
それくらい当時から気に入っていて、パンフレットに付いていた通販で漫画版を買ったほどです。
本作でキーキャラとなるテトラは今にしてもなかなか比類のない可愛いロボットで、完全な球形から二足歩行型へと自らを改造していく展開も好きでした。
そんなロボットと触れ合っていくうちに美少女と仲を深めたり変な科学者と縁が出来たりと、正しく青春!という感じが成人になるとしみじみと心に響いてきます。
子供が観るのも良いですが、大人が観てもそういったノスタルジー的な面白さと眩しさがあって楽しめるでしょう。
個人的に気に入っているのは、テトラがどこかの工業系の会社に行き、戦闘ロボットの製作に必要なパーツを持っていくところですね。
会社のおっちゃんがパーツを持っていくテトラを見送るわけですが、当人はそれを夢だと思っていて、翌日に「あんなロボットを作るのが夢だ」的なことをのんびり言っているシーンが良いんです。
そうして作られた戦闘ロボットも操作方法がゲーム的で、ああいうところで子供心をくすぐるんだなと今にして思うと感心します。
ラストの締め方もとてもすっきりとしていて、作品としての完成度が高いですね。
そういった意味で、日本SFの中でも評価すべき一作だと思います。
邦画は予算の関係でハリウッド的なSF大作はなかなか厳しいかと思いますので、こうした日常に溶け込ませるタイプのSF映画を創意工夫で撮って欲しいなと思います。
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