「山崎貴の名が子供心に刻まれた作品」ジュブナイル しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
山崎貴の名が子供心に刻まれた作品
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"ゴールデンシアター" で鑑賞(地上波初放送)。
とても好きな映画だ。本作と「リターナー」のVFXのすごさに衝撃を受け、子供心に山崎貴監督の名前が刻まれた。
日本の特撮映画やハリウッドのSF大作好き故に、幼い頃は宇宙人と戦う想像ばかりして楽しんでいたクチだから、本作で描かれるひと夏の冒険に憧れを抱いた覚えがある。
大人になった今本作を思い返し、テトラとの出会いや冒険を通して子供たちが成長していく過程が瑞々しく、タイトルに恥じぬ「ジュブナイル」ぶりであったことを思い出した。
彼らの成長を導く存在、テトラのかわいらしいデザインが好きだ。巷間で実しやかに語られる「ドラえもん」の最終回をオマージュしたその正体は、かなりグッと来る設定である。
少年たちとテトラの交流が楽しいし、SF要素も堅いから、ワクワクしたりウルウルしたり、子供心に印象に残った。ガンゲリオンとボイドスカウターの対決に、手に汗握った。
とても低予算とは思えない、非常に高いクォリティーのVFXを実現した山崎貴監督の手腕に、恐れ入るばかりである。
※修正(2024/11/13)
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