「序盤の三味線シーン良いよ」十三人の刺客(1963) 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
序盤の三味線シーン良いよ
66年東映。監督工藤栄一・主演片岡千恵蔵。リメイクの方は未見。
能無し馬鹿殿を討つべく立ち上がった13名が相手方との頭脳戦をへて壮絶な斬り合いへ…。時代劇の名作、とはいえ時代を感じさせる部分はかなりあった。クライマックスのアクションは今の目ではやや物足りない。ただそこへ至る描写をしっかり描いているのでカタルシスはある。
この時代の俳優の存在感は半端なく、歌舞伎や能の表現に近いものを感じた。
あと伊福部昭の低音が効いた伴奏とても良かったです。
このリメイクを考えた人の気持ちはよくわかる。今の技術&表現力なら更に面白いものが出来るだろう、と。してその結果は。今度確かめたいと思います。
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