「赤木圭一郎が鮮烈!」清水の暴れん坊 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
赤木圭一郎が鮮烈!
地方局から東京本局に赴任して来たTVプロデューサーの青年・石松。彼は麻薬の売人と間違われ、荷物の中に麻薬を紛れ込まされてしまう。石松は麻薬撲滅の番組を企画するが…。
石原裕次郎主演の1959年の作品。
報道の正義や麻薬撲滅など社会派テーマを散りばめてはいるが、麻薬組織との戦いを描いた娯楽アクション。
石松が麻薬撲滅に熱心なのは故郷でのある事件がきっかけ。
麻薬によって自殺した男を目の当たりにし、男の子供でまだ幼い姉弟を助けた過去があった。
石松は東京で成長した弟の方と再会するが…麻薬の売人になっていた。
赤木圭一郎が屈折した青年を鮮烈に演じる。
21歳の若さで他界し、“和製ジェームズ・ディーン”と呼ばれた彼のデビュー直後ながら、石原裕次郎と熱い男の絆を謳い上げ、儲け役。
石原裕次郎の役が、“清水”局から来た“石松”というのは、あの有名時代劇へのオマージュだろう(笑)
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