シコふんじゃった。のレビュー・感想・評価
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8年生いるいる
たった一度の試合に出ればいいと楽観的だった秋平(本木)だったが、かつては強かったOBたち(六平直政)の罵倒に耐えかねて、「一度くらい勝ってやる!」と啖呵を切ってしまったのだ・・・顧問の穴山(柄本明)にしても以前は学生横綱だったのだ。
メンバーは青木(竹中)と秋平以外に、秋平の弟・春雄(室井誠明)、田中豊作(田口浩正)の4人だ。そして、ロンドン出身のスマイリー君(ロバート・ホフマン)を入部させ、マネージャーとして間宮正子(梅本律子)が参加する。夏合宿ではわんぱく相撲の子供たち相手の稽古。ライバル校とのケンカなんかもあったが、なんとか大会に出るまでに至った。
スマイリーがまわしの下にパンツを履いていて、大会に参加することができない。相手にひとつずつ不戦勝をプレゼントするといった展開。そして、青木は負け続け、リーグ戦の最期には下痢ピーが功を奏して勝ってしまう(笑)。下痢ピー時の演技がとてもいい。というか、その後の竹中の持ちネタになってしまってる。
なんとか3部リーグで優勝した教立大学。しかし春雄の負傷のため、2部との入れ替え戦では春雄の代わりに正子が土俵に立つことに・・・それでも負けちゃうんだよね、彼女。春雄は川村(清水)のことが好きだったがあっさり振られ、正子は春雄に惚れているという関係。その正子の惚れている目がすごく愛らしく、体さえ普通だったら人気間違いなし!
【2012年ケーブルテレビにて、その他地上波】
おもしろい
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大学生の本木が単位が足りず、教授に促されて相撲部の大会に出る。
その大会に出ないと廃部になるのに部員が1人しかいなかったからで、
その教授は相撲部OBの元学生横綱のため、それを避けたいのだった。
他にも人数を集めて何とか大会に出たが、全員が全試合で敗れる。
さんざんな結果にOB六平が激怒。本木らはキレて入部し本気モードに。
そして何と次の大会で優勝、上位リーグへの入れ替え戦でも勝利。
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何となくみんな相撲がサマになってたし、おもしろい。
軽薄野郎だったが、ついつい流れで相撲に本気になった本木。
試合中にいつも下痢ピーになって勝った事のない竹中。
気が弱く影も薄いが、眼鏡を外したら力を発揮できる奴。
まわし姿になるのを最後の最後まで拒否る外国人。
さらには微笑ましいくらい相撲好きで期待がつい感情的に出る六平。
元学生横綱で、学生らに火がつくと自分の指導にも火がついた柄本。
色っぽいが男勝りで何事にも筋が通った清水。
男のフリをして試合に出たデブ女。
まあそんなに短期間で強くなるはずないやんって思うけど、
これだけキャラ立ってたら、そりゃおもろいわな(場)
相撲の魅力は伝わらないが、爽やかな後味の青春映画
もっくんが半裸になった!と当時話題になりましたね。
それからもう30年。みる機会がなく、ようやっと拝見。
軽薄だけどモテ男で気の強い主役・秋平にもっくん。
伝統やしきたりなど知らずとも、おかしいと思えば審判にくってかかるのがいい。
相撲の歴史や用語を無理に使わず、説明臭くならない。あくまで、やる気のない寄せ集め部員が一勝でもいいから勝ちたい、と奮起するようになるまでをコミカルに爽やかに描く。
部員たちの性格や体の動きの癖をうまく利用した指導方法も面白い。
コメディ担当の竹中直人と、飄々とした柄本明“節”が絡み合いそうで絡み合わないことが、むしろドタバタしすぎなくてよい。
正子は実は相撲をとりたいスージョなのでは?と思っていたら、シンプルに恋する乙女でしたね。「私、相撲取る!」と胸にテーピングを巻いて出てきたときはなるほど、と唸った。
制作陣は仕切り線で足を滑らすなど、細かいところで相撲をよく観察している。
ただ納得できないのはマネージャーかと思いきや、ただの冷やかしだったヒロイン・清水美沙の動機が最後までよくわからなかったこと。
また、いくら廃部を救うとはいえ秋平が留年までするかな?
しかしタイトルが最後のヒロインの台詞とは!
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