「醜い日本のフィルム・ノワール」地獄門 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
醜い日本のフィルム・ノワール
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『盛遠はつらいよ』って、心が醜くて、格好悪い男をイケメン俳優が演じる。
素晴らしい日本映画と言えないか?
『田舎侍!』と言われただけで、お上の廊下で斬りつけ、お家を断絶まで追い込む君子を『忠臣』とか言って正当化するような日本文化の醜さ。しかし、
1950年に『羅生門』
三船敏郎、森雅之、京マチ子
1953年に『地獄門』
長谷川一夫、山形勲、京マチ子
さて、三角関係の成れの果て。
地獄門は色彩も撮影方法も芸術の域だが、ストーリーは羅生門を意識し過ぎている。
だから、どっかの映画賞をとっているようだが、そこまでの傑作とは思えない。
『なぜうちあけてくれなかったか?』って、その訳が分からないのが、この映画の結論だろう。でも『渡』は少なくとも最後に学習している。
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