3-4x10月のレビュー・感想・評価
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たけしが出てきてからのテンポが良い
前半ははっきり言ってやる気のない青年とヤクザをめぐる話で、主人公がぱっとしないからズルズルとヤクザ絡みのことに巻き込まれていく。
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でも銃を調達しに沖縄に行って北野武扮する大友が出てきてからが良い。程よく笑いあり、暴力あり。
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北野武のヤクザの面白いところってとにかく理不尽(笑)舎弟みたいなやつに代わりに指詰めさせたり、自分の女抱かせたり(笑).
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とりあえずこの話の中で1番可哀想なのは北野武の女。映画中終始どつかれてたし、ヤリ捨てされたようなもんだあれは。
なんと表現すれば…
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人間の秘めた狂気、そして衝動と理性との葛藤、憧れと現実の境目が分からなくなってくる恐怖。
ゆったりとした雰囲気の中に怖さがある。観ててその理不尽さに苛立ちすら覚えるのだが、でも画面に見入っている自分がいたり。
そういった人の中にあるものをどこか発揮する場所を求めている。そんな感じなのだろうか。
そう考えると、石田ゆりこは主人公を通して何を満たそうとしていたんだろう。
クセになる
ストーリーはなんとなくでもこれだけ見られちゃうのは多分北野監督だからなんだろう。『その男、凶暴につき』程のインパクトはなかったものの、でもやっぱすごい。予告の初めにシュールレアリスム絵画が映ってたけどシュールレアリスム絵画を映画にするとこういう風になるんだろうなあと。この気持ち悪さ、不気味さ、でも圧倒的な力から目が離せない感じがクセになる。自分が武映画の何に惹かれているのか知りたいから見続けるのかもしれないなと思いました。
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