残菊物語(1939)のレビュー・感想・評価
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この映画を観て泣かない人っているのかな?
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最初のほうから、この二人は悲劇で終わるのだろうという雰囲気があり、どちらかが死ぬのか、心中か、あるいは死なないまでも二人は一緒にはならないだろうと勝手に想像して観ていた。結局、女性のほうが病死してしまうという、「野菊の如き君なりき」等、割とよくあるパターンだった。ただ、なぜだろう、予期していたにも関わらず号泣してしまった(一人で観ていてよかった)。臨終間際のお徳さんが夫婦になれた喜び、結婚を許してくれたこと、早く船に行ってと切々とか細い声で言うセリフは、結構長いこともあり、じわじわと涙腺を刺激されてしまった。この歳になって、また日本映画の傑作の一つに巡り会えたことに感激している。
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