劇場公開日 1985年4月13日

「富田靖子・・・いつ見ても美しい・・・」さびしんぼう よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5富田靖子・・・いつ見ても美しい・・・

2020年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

突然現れた不思議な格好をした少女「さびしんぼう」と少年を、少年の初恋を絡めながら描く物語。

大林監督の倉敷3部作の1作で、他2作と比較して余り目立ちませんでしたが、個人的には最も感銘を受けた作品です。
全編に流れるショパンの別れの曲と、倉敷のセピア色の街並みが、物語を感傷的に盛り上げます。

普通の少年に起きた、ちょっと不思議な出来事。そして、誰にでも訪れる初恋。大袈裟にせず、派手にもせず、難しいストーリー展開もなく、それでもじんわりと切ない気持ちが湧き出てきます。

若い頃は自分に重ね合わせ、大人になったらセピア色の想いでと共に、いつでも感動を与えてくれる作品です。

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よし