座頭市喧嘩太鼓のレビュー・感想・評価
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今回も切れ味抜群の殺陣だが
三田佳子演じるお袖さん
美しいけど全然言うこと聞かずに
自らピンチを招くのでイラッとします。
佐藤充演じる柏崎弥三郎
監視カメラとGPSで見張ってるかの様に
不自然な感じで要所に現れます。
そんな事は気にせず、
映像美と市のカッコ良さだけ観る作品。
あれもダルマ落としかな?
2022年1月22日
映画 #座頭市喧嘩太鼓 (1968年)鑑賞
何本か見てるけど今作は少し話の展開が違っていた
賭場のシーンでは相手がイカサマするのが定番なのに今回は市がイカサマをして、簀巻きにして捨てられそうに!
#三田佳子 さんが凛としてキレイだった。珍しくロマンスの香りがしてた
異色作です
ボロ負けの市
市といい、新吉(藤岡琢也)といい、かなりコミカルな役どころだけど、あっという間にシリアスな展開。ミヤコ蝶々、玉川良一も・・・
今作ではかなり珍しい光景が見られる。市が博打でボロ負け、しかも仕込みをカタに指しで勝負をしてイカサマがばれ、簀巻きにされるのだ。こんなのでいいのか?とも思ったが、マンネリを避けるためなのであろうか。
旅籠でお袖(三田)と相部屋となり、そこから諏訪まで旅を続けるのかと思いきや、弟の仇でもある市と一緒にいる自分がどうかなってしまいそうなので、独り逃げ出すように旅をする。すぐに追手がやってくるが、宿敵でもある柏崎弥三郎(佐藤)がかたづける。
市の償い
シリーズ19作目。1968年の作品。
一宿一飯を世話してくれたやくざの親分への義理から、若いやくざを斬ってしまった市。しかし親分の狙いはその姉・お袖で、彼女を我が物にし女郎に売る事だった。憤った市はお袖を救い出し、共に彼女のおばの元へ。追う追っ手。幾度も現れる浪人・柏崎…。
図式は市とヒロインの逃避行なのだが、単にそれだけじゃない。
お袖の弟を斬ってしまった重責、後悔、償い…。その為にこの身を尽くす。
市は弟の敵。でも旅の中で、何より自分の身を案じ尽くしてくれる市に対し…。敵と次第に芽生える恋心の複雑な心境。
一筋縄ではいかない旅と関係。
何と言っても、お袖を演じた三田佳子の美しさでしょう!
可憐さは勿論、薄幸さも滲ませ、本作のヒロインにぴったり!
ライバルは佐藤充。役不足…と言うより、果たして本当に必要ある役だったのかな…?
ミヤコ蝶々や藤岡琢也は出番は僅かながら、ナイス・コメディリリーフ。
本作の市はいつになくツイてない。
お袖の為に得意の博打で勝負するが、珍しく負け。
イカサマでやっと勝ったのも束の間、柏崎に見破られる。
博打場のやくざに簀巻きにされ、追ってきたやくざの子分らにボコボコに。
人間、ダメな時は何をやってもダメ。
でもそれは私利私欲ではなく、人の為。人間臭い市。
しかし最後は、悪徳やくざ一味や柏崎を成敗。きちんとメリハリ付け。
その柏崎との決闘シーン。
時は大晦日。祭りの太鼓が激しく鳴り響く。
音が頼りの市にとって不利な状況。苦戦。
一瞬、音が止んだ。一瞬で勝負が決まった。
傑作多い三隅座頭市の中で、作品自体はまずまずな本作であったが、この決闘シーンは白眉であった。
まさしく、タイトル通りの喧嘩太鼓!
やくざの風上にも置けねぇ。
悪しきやくざ共を斬り、迎えた新年。
「あなたが居なくなってしまっては…」
泣きすがるお袖を心残りに、市は初日の出を浴びながら、悲しくも旅を続ける。
これが市のケジメと償い。
19作目らしい。息の長いシリーズだったんですね。確かに安定の面白さ...
19作目らしい。息の長いシリーズだったんですね。確かに安定の面白さ。勝新の殺陣がなんとも独特でかっこいいんです。
今作はヒロインに三田佳子、敵役には佐藤充。両者ともいい雰囲気でした。もはやストーリーは二の次、三の次(笑)
・どめくらを三度言っちゃいけませんぜ
・百発百中、だるま落とし
・お馴染み賭場。今回は逆パターンか
・スポットライト殺陣からのラストアクション。太鼓を撃ってるのは誰?(笑)
端役でいろんな人が出てくるのも楽しく懐かしい。歳がバレちゃいますね(笑)
BSフジ鑑賞
冬の座頭市
本作は雰囲気暗めのシリアス調の作品だった。市だけでなく、各キャラクターが各々の影の側面を持っていた。
本作が冬に公開された作品だからっていうのもあるのかな。今まで観てる感じだと、夏の作品は明るめの、冬の作品は暗めのものが多い印象。作品の雰囲気が季節によって変わるというのもまた一興。座頭市は日本の自然がよく描けているということだと思う。市が歩く日本の草原や山の風景を見ているとどこかホッとする。
本作では、暗闇での斬り合いの時に照明が画面に映り込んでいたり(もちろん意図的に)、最後の決闘でいきなり太鼓がドドンガドンと鳴り出したり、目が見えないはずの市が斬った相手を頭の中で思い出す描写があったり、不思議な映像がいくつかあった。1968年の作品。座頭市にもサイケデリック表現の流れが来たということなのかもしれぬ。
市は渡世人だから義理で殺しも請け負わざるをえない。全く関係のない男...
市は渡世人だから義理で殺しも請け負わざるをえない。全く関係のない男を斬るが悪党たちの狙いはその男の姉、お袖だった。みたいなはじまり。
座頭市といえば賭場でサイコロの出目を音で見極める、敵のイカサマを見抜き居合い一閃あびせる、隠し場所をスパッと斬ってすり替えたサイコロがポロッと出てくる、巧みな話術で金を巻き上げるなどのシーンがすぐに思い浮かぶが、今作品では座頭市が自ら仕掛けのあるサイコロを使って壷ふりをするも見破られるという残念展開。ここが一番いやだった。
ボコボコにされて簀巻にされるもそのままの状態でひょっこり起き上がって悪党蹴散らしたり、馬にしがみついて爆走して馬が止められなくて落馬、崖から落ちるなどいろいろコミカル目立つ。
話は面白いし殺陣もいいのだけれど、TV版な雰囲気。
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