「相撲大会」座頭市兇状旅 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
相撲大会
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相撲大会に飛び入り参加して、見事5人抜きを果たし賞金を得た座頭市。河原で休んでいたら、突如男が襲いかかってきた。名は文殊の喜助(小林勝彦)。市に懸っていた十両の賞金欲しさだった。
佐吉が開いた花会には国定忠治(名和宏)も参加。佐吉(成田純一郎)と島蔵の娘のぶ(高田)との恋愛。そして座頭市はおたね(万里)と再会する。しかし、おたねは大工と結婚の後、男から男へと渡り歩き、今は棚倉蛾十郎(北城寿太郎)の女になっていた。その棚倉は矢切東九郎(阿部徹)に頼まれ、佐吉をつぶそうとしていたのだ。
棚倉との決着はつかず、一旦市との対決をあきらめる棚倉。「棚倉を味方に引き入れるために、おたねが矢切に捕らわれた」と聞き、市はのこのこ助けに向かう。そして罠に気付くが、結局は100人斬りの勢いで、棚倉との一騎討ち。仕込みの剣も折られるほどの壮絶な戦いだったが、仕込みの杖の柄部分には小刀が仕込んであったのだ。そして、棚倉が死ぬ間際にこの罠を持ち出したのはおたねだったと告白・・・「女はいつまでも小娘ではない」と言い残す。
万里昌代がかなり色っぽくなっていたし、すれてしまったというのだろうか。目の見えない市にとっては純粋な想い出しかないというのに。エンディングでは、すべてを忘れてしまいたい市が踊りながら歩む姿が逆に物悲しい。
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