劇場公開日 1967年6月15日

「「鈴木清順問題共闘会議」」殺しの烙印 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「鈴木清順問題共闘会議」

2021年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

笑える

楽しい

興奮

"STYLE TO KILL"鈴木清順レトロスペクティヴー殺しのスタイルー
仙台フォーラムにて初鑑賞、、、今回は久々の鑑賞で何度観ても度肝を抜かれる!!!

突拍子もない独特な演出描写は鈴木清順の過去作にもチラホラと物語はわかりやすく単純でもあったり、美術で関わった木村威夫や清順も含めた"具流八郎"名義での脚本が物語を複雑に理解しずらい物へと!?

前置きも程々にテンポよく進む展開と宍戸錠が演じる花田五郎のアクが強いキャラクター像、全体的に凝ったディテールの数々、ハードボイルドになり切らないズッこけ感に笑えたり、序盤は渋くキメたダンディさが中盤以降に総崩れする花田五郎の支離滅裂な姿にガッカリさせられる、良い意味で。

映画音楽としても逸品な「殺しのブルース」が流れるオープニングからドコを取っても陳腐で斬新で刺激的な映像場面だらけ、とっ散らかったストーリーが破天荒極まりなく、最後はリングの上、米を炊いた匂いで昇天する気狂いでド変態な発想にビックリ仰天!!?

万年 東一