「横溝正史らしくドロドロはしているのですが・・・」この子の七つのお祝いに よしさんの映画レビュー(感想・評価)
横溝正史らしくドロドロはしているのですが・・・
政治家の妻に係る殺人事件を調べる新聞記者が辿り着く驚愕な事実。
1980年代のサスペンスをWOWOWが放送。名前だけは知っていたので試しに鑑賞。
観た結果、完全に失敗でした。
まさに「岩下志麻の、岩下志麻による、岩下志麻のための映画」という感じです。
原作が横溝正史賞を受賞したという触れ込みから、そのサスペンス性に期待を持っていたのですが、まったくダメ。「偶然」と言う言葉を使っても使い足りな無理やり感が鼻を付き、物語に納得感がありません。
例えば、倉田ゆき子と面田が知り合ったのが青蛾を取材の過程だった・・・とか、高橋が政治家を志していて倉田がそれを知っていた・・・等の明示があれば、その後の展開もギリギリ観れるものになったのでしょうけど・・・
岩下志麻の妖艶さは流石の一言。ただ、私好みの女優さんではないので、プラス評価は難しいところ。
結果、私的評価は極めて厳しくなります。
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