「特撮でやる必要性とは…」ゴジラVSメカゴジラ 閑さんの映画レビュー(感想・評価)
特撮でやる必要性とは…
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メカゴジラかっこいい。ガルーダ合体かっこいい。さあ取っ組み合いの怪獣バトルはじまりはじまり~…と思ったら延々CGによるビームの応酬。ゴジラ型に造った意味とはいったい…。逆に飛んでるガルーダもメカゴジラも「吊ってる」感がすごくて、そこはCGでなんとかならなかったの?と思ってしまう。CGの再現度がどんどん上がっていって特撮の意義が薄れていく時代にあってCGを積極的に取り入れて作ったのだろうけど、なんかすごくチグハグな感じ。
ストーリーは初っ端から怪獣バトルで、人間ドラマパートは最小限に、バトル・バトルという感じの構成なのは良かった。ゴジラに意外と母性がある(ていうかゴジラ雌なの?卵生なの?その割に托卵するの?笑)という新しい一面を見れた。ラドンはよくわからない理由で参戦したうえ、やられ役+ゴジラ復活させて盛り立てる役という悲しい立ち回り笑。人間ドラマのほうではとにかくベビーがかわいい。動物(?)との友情物語はガメラでもそうだったけど心温まるものがあるよね。自分勝手に暴走する主演男性キャラはイライラするだけで居る必要あったんだろうか?と思うけど。超能力少女もよう分からん。
ラストはゴジラも生き物、母子無事に再会できてハッピーエンド、生命礼賛みたいな雰囲気を醸し出していたが、後ろの街はボッロボロに燃えてて笑、オチの持っていきどころもチグハグなかんじしか残らなかったなあ…。
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