劇場公開日 1974年3月21日

「​​メカゴジラの魅力に尽きる!造形とテーマ曲のカッコよさ!名場面「ゴジラ対ゴジラ」!」ゴジラ対メカゴジラ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0​​メカゴジラの魅力に尽きる!造形とテーマ曲のカッコよさ!名場面「ゴジラ対ゴジラ」!

2025年1月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ゴジラシアターの継続決定!継続第1弾!
しかしスクリーンは大幅縮小で残念。(だから完売)
さすがにプレミアムシアターは本作には荷が重いか。

ゴジラ誕生20周年記念映画。
メカゴジラの魅力に尽きる!
アイディアは制作の田中友幸、デザインは特技監督の中野昭慶(ブリキのゴジラを叩いてカドバラしたという)。
石油コンビナートでの「ゴジラ対ゴジラ」の名場面、正体を明かすときのカッコよさ!
音楽は、「用心棒」「赤ひげ」の日本映画音楽の巨匠、ゴジラでは「ゴジラの逆襲」「南海の大決闘」他も担当した佐藤勝。
あのダイナミズムあふれる低音のジャズのリズム、インパクトの有るメカゴジラのテーマは強烈にカッコイイ!
冒頭の東宝マークの音楽からしてぞくぞくするカッコよさ。

とにかく、メカゴジラの全身武器、ミサイル+光線砲の最強パワーが圧倒!
前方のゴジラ、後方のキングシーサーに対して、首だけ180度回転させて、前後同時全武器発射の場面はメカの魅力全開!
しかし、力業で、ゴジラに首をねじ切られる最期も、まさしくメカらしくて凄い。

物語は、ガイガン、メガロで幼児・児童路線にターゲットを落としていた東宝怪獣映画が、本作品で多少の方向修正。
しかし、普通、偽者が出ると、人類の味方のはずなのに攻撃してくる!というショックがポイントですが、本作ではゴジラが人類の敵なのか味方なのかが、あいまい。
前2作よりは対象年齢が上になっていますが、メガロ同様の、ゴジラのあのつぶれた顔、くりくり目玉、ざっくりした人型のスーツはいただけない。

そして、舞台は1972年返還直後、海洋博覧会「EXPO'75」準備中の沖縄というのもまたタイムリー。
追加怪獣キングシーサーは、守護獣モスラやマンダの沖縄版。
メカに対して伝説の怪獣。
なのに伝説の歌が、ムード歌謡曲???
このバランスは微妙。

出演者では、岸田森が珍しい!唯一のゴジラ出演作品で、グラサン+コートがカッコイイ。
東宝おなじみの平田昭彦、小泉博、佐原健二も出てます。

キャラクターと音楽の魅力が強烈なのに反して、ストーリーやゴジラのキグルミが大幅マイナスでした。

入場者特典ステッカーが無くなってしまったのは残念。
楽しみにしてたのに…。

ITOYA
トミーさんのコメント
2025年1月17日

あの曲は伊福部先生以外の曲で屈指ですね。ファイナルウォーズでも使われたのは良かったんですが、レイセフォーとランペイジジャクソン(うろ覚え)の馬鹿シーン・・。

トミー