「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ♪」ゴジラ対メカゴジラ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ♪
ゴジラシリーズ第14作目で、やっとメカゴジラの登場です。メカゴジラってレディ・プレイヤー・ワンにも出てましたし、けっこうメジャーな印象だったのですが、14作目まで来ないと登場しないんですね。
登場と言えば本作のゴジラの登場シーンが予想外過ぎました。いきなり倉庫の中から現れた!?どうなってるんだ、いったい?あの中で何をしていた、ゴジラさん?雷を受けて磁気体質になれたのも不思議です。っというか何故ゴジラさん自身雷を受けると磁気体質になれる事を知っていたんでしょう?
ゴジラに先立ってアンギラスも出てくるのですが、また咬ませ犬(涙)ニセゴジラに口割かれるのが痛々しい!しかし、観ててわからなかったのがメカゴジラは何故わざわざゴジラの格好をして出てきたのでしょう?何かメリットあったのでしょうか?宇宙人の考える事はわかりません。
そんなブラックホール第三惑星人、行動が色々と不思議です。根本的に玉泉洞の奥に秘密基地を作る意味がわからない。あんな洞窟の奥だったら建築資材運び込むのも大変だったろうに。だいたいずっと人間の姿に擬態しているのなら、秘密基地作る必要なくないですか?擬態の意味ないじゃん!やっぱり宇宙人の考える事はわかりません。
しかし、そんな宇宙人が作ったメカゴジラは優秀でした。色んな武器でゴジラやキング・シーサーを苦しめます。遠隔操作なんで動かしている人も安心な設計。今でいうとアメリカ軍がドローン使って本国アメリカから中東とかを破壊してるイメージですね。更に「ゴジラを徹底的にやっつけるんだ」等とモヤッとした要求にも答える事ができる音声認識。現代のスマートスピーカーでもはっきり物事を指定しないと答えてくれない中、抽象的な言葉を理解してくれるってスゴい事です。まだ現代でもこの頃に描いてた技術に追い付けていないです。
本作が公開されたのって沖縄の返還から2年後だったのですね。歴史を感じるなぁ。沖縄に高い建物が全く見えないのは、返還当時はまだあんな感じだったのでしょうか?出てくるお爺さんがちょっと中国入ってる風貌なのは作る側も沖縄が良くわかっていなかった感じですね。当時沖縄を知らなかった子供に、沖縄を紹介するのに役に立つ作品になった事でしょう。その割にキング・シーサーも咬ませ犬(涙)