三大怪獣 地球最大の決戦のレビュー・感想・評価
全25件中、1~20件目を表示
盛り込みすぎてネタが溢れた丼飯
ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラと四役揃い踏みの激突篇だけど、ストーリーと怪獣諸君の扱いがアンバランスな作りでちょっとガッカリ。キングギドラに滅ぼされた金星人の意識体が小国の王女に取り憑くSF的設定と、小国内の政争で彼女が暗殺の対象になっているスパイ映画的要素があるのは面白いけど、意外とストーリーに生かされてないです。あれやこれや盛り込んでいるのはいいけど、展開がご都合主義で登場人物のキャラや行動も場当たり的なので、お話にノレませんでした。後半になって、やっと四匹の怪獣が揃うけど、ギドラ以外の三匹が妙に擬人化されていて、子供向けのギャグみたいでがっかり。結局、怪獣バトルもなんか盛り上がらず残念な結果でした。役者では、王女役の若林映子の美しさが際立っていました。さすが、007に出演するだけあります。チョイ役で天本英世、黒部進が出演しているのがご愛嬌でした。
”三大怪獣”って、4匹じゃん、と思ったそこのあなた。 ”三大怪獣”...
”三大怪獣”って、4匹じゃん、と思ったそこのあなた。
”三大怪獣”は、ゴジラ・ラドン・モスラの地球怪獣のことで、
この三怪獣にとっての地球での最大の決戦である、対キングギドラ戦を描いているという意味でした。
(リバイバル時には「ゴジラ・モスラ・キングギドラ地球最大の決戦」になってしまい、ラドンがかわいそうでした…)
本作品最大の収穫は、キングギドラの魅力に尽きます!!
そのデザイン、活躍場面でのミニチュアセット破壊描写、3つの口からの光線と、
着地点の爆発のタイミング、ピアノ線による吊り、と全てが奇跡的、素晴らしいの一語。
ギドラの首のしなりもベスト!(後の平成ギドラでは首が少し折れ曲がったりしている)
技術的には格段の進歩があるはずの平成作品と比べても、数倍優れています。
そして、蘇ったラドンを迎えて実現した、ゴジラ対ラドンにも注目。
「ローマの休日」のようなドラマ部分も面白い。
後の「幻魔大戦」に影響を与えたらしい?
主人公兄妹の実家の団らん風景や、バラエティ番組出演のため来日した小美人、自称金星人の謎など、今観るとドラマ部分が楽しい。
夏木陽介、小泉博、志村喬、佐原健二、田島義文、天宮英世らそうそうたる東宝俳優陣の演技は保証付き。
特に若林映子、星由里子が美しく魅力的です。
また、ザ・ピーナッツは、最後のゴジラ映画出演で見もの。
「モスラ~やモスラ~」は古関裕而作曲のため登場しません!
代わりに小美人が歌う「幸せを呼ぼう」(作詞 岩谷時子. 作曲・編曲 宮川泰)は名曲です。
モスラによる説得と、そのときの小美人の通訳はご愛敬。
岩を抱えて落っこちるギャングもご愛敬。
監督:本多猪四郎×製作:田中友幸×脚本:関沢新一×音楽:伊福部昭という最強スタッフでおくる、
家族そろって楽しめる「明るく楽しい東宝映画」だった、いい時代の作品です。
この度、東宝映画の旗艦映画館、TOHOシネマズ日比谷のプレミアムスクリーンの大画面で観れて幸せ!
ラストの若林映子のドアップ!瞳のハイライトも美しく!
夏木陽介の瞳のハイライトも美しい。
ちなみに、「超定番」その昔、大人と少年の特撮ファンが許せなかった昭和ゴジラシリーズの「お子様向け」ポイント、ワースト5は…(順不同)
1.「三大怪獣地球最大の決戦」モスラの怪獣語での説得
2.「怪獣大戦争」のゴジラのシェー
3.「ゴジラ対ヘドラ」の空飛ぶゴジラ
4.「ゴジラ対ガイガン」の吹き出しで話すゴジラとアンギラス
5.「ゴジラ対メガロ」のジェットジャガーの巨大化
以上!
大人になってしばらく経った今は許せます。
「キングギドラ」初登場ですが本編(ドラマ)パートも秀逸でしたね!
ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」もいよいよラスト第4弾。
有終の美を飾るのは『三大怪獣 地球最大の決戦 4Kデジタルリマスター版』(1964)。
今回もTOHOシネマズ日比谷さんの大スクリーンで堪能。
『三大怪獣 地球最大の決戦 4Kデジタルリマスター版』(1964)
シリーズ第5作で「ラドン」「モスラ」と共にシリーズ最大の人気悪役「キングギドラ」と戦うのが目玉ですが本作も本編(ドラマ)パートがとにかく秀逸でしたね。
主人公は当時佐藤允氏らと「スリーガイズ」として売り出し中の夏木陽介氏。
妹役に星由里子氏、博士役に名優志村喬氏、その他平田昭彦氏、佐原健二氏と東宝特撮の常連に加え、端役でも大村千吉氏、沢村いき雄氏、天本英世氏、加藤春哉氏と個性豊かな配役が多く、改めて日本映画黄金期の充実ぶりが窺えますね。
そのなかでも太古地球に飛来した金星人の本能に目覚めたサルノ王女役を演じた若林映子氏。
当時としては珍しい日本人離れしたエキゾチックな顔立ちが魅力で若きデヴィ夫人にそっくり。後年『007は二度死ぬ』でボンドガールにも抜擢され国際女優の仲間入りをしました。本作でも「金星からの預言者」という難役を違和感なく演じておりました。
そして「小美人」のザ・ピーナッツ(伊藤エミ氏、伊藤ユミ氏)の圧倒的な歌唱力にも驚かされました。
本編ストーリーは公開当時リバイバル上映で再ヒットしていた『ローマの休日』をベースにしているようで、確かにラストのボディーガードの夏木氏と王女の別れは『ローマの休日』のオマージュでしたね。
因みに金星人から来た預言者とキャラ設定も、当時「自分は金星人」だと主張する人がメディアを騒がしていたそうで、脚本の関沢新一氏が当時の流行や世相をきちんと作品に織り交ぜていることがうかがえます。
特撮パートの大きなポイントは「ゴジラ」の擬人化。以降のシリーズの方向性が決定づけられた点でしょうか。
背景画が富士山麓になったのは海外輸出を意識したそうですが、建物が並ぶミニチュアセットと違い怪獣たちの巨大さは感じられませんが戦いの自由度は高まった感じでしたね。
そもそもゴジラもラドンもモスラも単独作品として制作され、後年他の怪獣たちと戦うことを想定しておらず技斗の演出は大変だったと思いますね。
目玉のキングギドラは3つの首が各々意思を持って別々に不規則に動く操演はお見事でしたね。
「ゴジラ・シアター」で『ゴジラ』(1954)、『キングコング対ゴジラ』(1962)、「ゴジラVSビオランテ』(1989)と改めて大画面で拝見しましたが、本編パートは公開当時の世相や話題、流行、社会問題が色濃く出され、ゴジラの描かれ方も時代の要請を反映してましたね。
キングギドラ三部作、
ガイガン除く。ギドラ初登場作ですが、自分の中ではちょっと低評価。そーだそーだ、無責任な「モスラーしっかりー」、軽石を持って落下等々の影響が多分に有ると思います。ただじわじわ来る所も有りますね、今回は死語の数々。勇ましい格好ですな、ブルーマウンテン! 不忠者めが! 死語ではないが「それは(ためてためて)ショックです」とかも。
結末は少し残念
子どもの頃にどう言う風に観てたか、
あの頃の気持ちを忘れてしまって、
CGのゴジラ映画をたくさん観てきたから
なんとも言えないのだけど、
正直もう少し迫力は欲しかったなと思うし、
決着を付けて欲しかった。
ゴジラの攻撃も主に岩投げと言うのも
当時どう思ってたのだろうか?
ラドンのくちばし攻撃に痛がるゴジラは可愛かったし、
通訳が入ると子どもの喧嘩なのが笑えた。
当時から思ってたけど人間パートの蛇足感は半端ない。
モスラ対ゴジラの遠景でのゴジラの登場シーンは
とても迫力があったのだけど、
今回はあまり良くなかったように思う。
昔はゴジラ贔屓だったのでキングギドラ憎しで見てたけど
今観るとキングギドラの造形はとてもカッコ良い。
0006 これほど特撮と音楽が融合した映画はない
1964年公開
タイトルバックはこの映画の主題で
ゴジラのモチーフである「ゴジラの恐怖」から始まり
しかしラドンのモチーフにさっと変わる。
(本当はバランの曲なんだけど)
続けて再びゴジラのモチーフへ
バックではキングギドラが一部分のみ見える。
期待感が出だしから沸騰する。
道化役大村千吉を包む阿蘇山の不穏な空気を表す
重低音金管楽器の重々しい鳴りからラドンの鳴き声と重なる
金星人若林映子の顔色一つ変えないズームに
覆いかぶさるシャープなトランペットは素晴らしい。
ゴジラの横浜上陸では「ゴジラの恐怖」が
ジャーン、ジャジャ、ジャーン、ジャジャから
キーンという飛行音。ラドンが横浜上空から迫ってくる、で
ジャジャジャンジャジャ、ジャジャジャンジャジャへと、
ゴジラの戦闘態勢を音楽が表現する。
このシーンは映画史上最高のワクワク感
キングギドラの3本の首が各々意思を持っているがごとく
動くがCGでは表せないこのアナログ技術はどうよ。
このキングギドラ登場シーンでも隕石が光を放ち
優美なトーンが大爆発とともに大自然の猛威に変わる瞬間は
見逃せない。
街中攻撃で当たるを幸いに破壊続ける無重力光線は
そのせいでギドラは空を舞うという発想には追いつけない。
最後はお約束富士の裾野でのモスラを含めた
大乱闘スマッシュブラザーズ。
ゴジラ、ラドン、ギドラのモチーフも重なり合って乱れ飛ぶ。
特に「ゴジラの恐怖」はハープまで奏でるようになり
優雅さまで漂う。
本作で東宝怪獣路線は頂点を極めることになる。
90点
初見 1971年12月19日 梅田劇場
東宝チャンピオンまつり
ゴジラモスラキングギドラ 地球最大の決戦
”特撮映画“の到達点
CGど迫力の「マイナス・ワン」を劇場で、BSで「シン・ゴジラ」を観たあと、どうしても見たくなって年末の休みにビデオで観たのが「地球最大の決戦」
上記2作を観たあとでも私にとってのベストゴジラ映画である。
キングギドラが神社の鳥居越しに山里を破壊するシーンは、美しく神々しい。
このシーンだけで観る価値あり。
特撮の到達点とも言える名シーンである。
元祖「ゴジラ / キング・オブ・モンスターズ」‼️
この作品から "怪獣プロレス" という言葉が生まれたのでしょう‼️ゴジラ、ラドン、モスラが共闘してキングギドラを迎え撃つ‼️有名な怪獣会議‼️「ローマの休日」を参考にした人間ドラマも、今観てみるとツッコミどころだらけなんですが、怪獣プロレスを観せるためには、しっかり人間ドラマを描かなければならないとの製作者側のこだわりが感じられます‼️これで自衛隊の戦車や戦闘機がギドラを迎え撃つ戦闘描写や、モスラが成虫になって翔び立つ姿を見れたら、星一つぐらいオマケできたかも‼️しかし「アベンジャーズ」のマーベルよりも半世紀も前に、"東宝特撮怪獣映画ユニバース" を展開していた東宝はスゴい‼️
ラドンもそうだと言っています
ゴジラ映画はこれでようやく10本目くらい。
(本家、シンゴジラ、ギャレス版、84年版、ドハティ版、ヘドラ、ビオランテ、総進撃、2001年版)
モスラが召集された時点で残り30分切っていて、すわ決戦か!と思ったのにそこからの流れがあまりにグダグダなのに驚きました。
キングギドラのデビュー戦のはずが、「ローマの休日」とか金星人とか、それ以外の要素が多すぎてインパクト薄い。。でもあの耳障りな鳴き声と東京の大破壊シーンはよかった。色はともかく雷撃のタイミングがキレキレでかっこいい。
ゴジラとラドンは顔はマヌケだし前座のプロレスも間延びしてましたが、ミニチュアが破壊される特撮はクオリティ高かったです。
それにしても駄々っ子みたいな両者に比べると、モスラは幼虫のくせに終始冷静。
そしてなぜかモスラの糸で撃退されるギドラ。おい放射能どうした。。
なんだかよくわからないまま終わった。。ラドンもそうだそうだと言っています。
ただ、近年の作品と比べると人間パートの話運びがスムーズで、こんな内容なのにガチャガチャしないのはすごいなと思いました。
あとはヒロイン2人がたいへん麗しいです。
ゴジラは悪役から解放された
これは面白い!傑作です
過去の怪獣映画の中間決算ともいうべき作品です
キングギドラという絶対悪を敵にする事で、相対的にゴジラもラドンもモスラも地球怪獣という括りになり、人類の味方であると再定義されたのです
これは見事な設定です
これによりゴジラは悪役から解放されたのです
今後は悪役怪獣が出現すれば、正義の味方として登場可能になったということです
つまりシリーズの生命を長く保つことに成功したのです
このキングギドラの造形が特に素晴らしい
地球の古代生物由来から解放された、造形上の自由を得て従来の怪獣像からはかけ離れた宇宙怪獣の形
それでいて伝説の西洋ドラゴンや八岐大蛇をモチーフにしておりその禍々しいさが一目でわかる姿形なのです
そして金色!
強さ、それも最強である、怪獣のキングらしさが雄弁に表現されています
同じ宇宙怪獣でもドゴラのような不定形怪獣では、不気味さはあっても悪魔の化身としての具体性が足らないのです
その上で、ドラマパートもキングギドラとは何かを伝えるために構成され、さらに誰もが馴染みのあるローマの休日をモチーフにすることで飽きさせない工夫をほどこしてある
黒澤明監督の赤ひげの製作遅延で急遽正月映画に繰り上がったにしては、本当に良くできています
ゴジラシリーズは通常は1年間隔ですから、本来なら翌年のゴールデンウィーク公開予定だったはずです
本多猪四郎監督と黒澤明監督は共に巨匠山本嘉次郎監督の門下生で、長年の親友なのです
ですから、半年繰り上がったスケジュールを頑張ったのだと思います
キングギドラを背景に、前景に石の鳥居や赤いアーチ橋のカットは目の覚めるような絵です
上空を通過して松本城の瓦が飛び散るカット、反重力光線が縦横に飛び交いビルが破壊される様も従来の破壊シーンをさらに進めたものになっています
有名な三大怪獣会議シーンや怪獣同士の戦いもユーモラスなカットを交え子供達も痛快に楽しめる工夫が凝らされています
怪獣映画の傑作だと思います
多少消化不良な感じを残るものの
子供と一緒に映画館いったとしても親父も最後まで退屈しないで見ていられるレベルだと思った。 何しろ登場している女優たちがみんな可愛い。怪獣の話とほぼ関係ない話がうまく絡めて話が進んでおり、脚本としてそれなりに成功している。私は大画面のプロジェクターで映画を見ているのでキングギドラの部分が意外にも迫力あるので驚いた。
オリジナル版「三大怪獣」を観て
1回目 日本映画専門チャンネル(見た日不明)
2回目 日本映画専門チャンネル(5月29日)
ハリウッド版「三大怪獣」を見るために55年前に公開したオリジナル版を観ましたが面白かったです❗️
何よりキングギドラvsゴジラ・モスラ・ラドンの戦いが凄かった!
これでハリウッド版も更に面白く観れそうです
通訳ピーナッツ
冬なのに異常気温により日本脳炎が麻布にて発生。宇宙円盤クラブは流星群も目撃する。そうした中都市部に現れた預言者は自らを金星人と名乗り、「阿蘇で大異変が起こる」と公言する。北アルプスに隕石の調査をしている大学助教授の村井は普通の岩石であるが磁力や重力が異常だと発見する。TVでは青空千夜一夜が司会する「あの方はどうしているのでしょう」という番組では『モスラ』に出てきたインファント島の小美人(ザ・ピーナッツ)を招待していた。『モスラ』登場時と比べて、彼女たちの黒子がなくなっている。
阿蘇山火口に現れた自称金星人はラドンが出現するから逃げなさいと忠告し、その通りにラドンが出現した。この金星人はサルノ王女とそっくりであり、反対派が暗殺を企てているのだった。放送記者の新藤直子(星百合子)が金星人を保護するも、セルジオ公国の殺し屋に狙われていた。間一髪のところで小美人が機転を利かし、彼女を助けるのだった。
そんな折、ゴジラが日本に上陸。空からはラドンが現れる。塚本研究所で診察を受けていた金星人は「金星を破壊したキングギドラが地球を滅ぼす」と預言する。折しも北アルプスでは隕石からキングギドラが出現。国会では防衛大臣がやり玉にあげられ質問攻めに合う。以前の「防衛隊」ではなく「防衛軍」と明言しているのも興味深い。
国会小委員会では小美人が参考人として登場し、「モスラ、ゴジラ、ラドン」が共闘してキングギドラを倒すべきだと証言するのだが、ゴジラもラドンも平和の象徴モスラの説得を聞いてくれるかが疑問だった(どうやって説得するのだろう?)。そんな時でもゴジラとラドンはケンカ中。モスラ(幼虫)が傍らで見ているのだが、両者に糸を吐き、落ち着かせるのだ。モンスター語なんてわからないけど小美人が通訳してくれる。ゴジラもラドンも人間なんて知ったこっちゃない!と言っています・・・
モスラが一人で戦おうとしたとき、ようやくゴジラもラドンも協力する。ゴジラの尻尾にモスラが食いつき、さらにはラドンの背中に乗ってギドラに糸攻撃する。ゴジラは岩石投げ、ラドンは突き攻撃だ!(笑)三つの首が動かなくなってキングギドラは宇宙へと去って行ってしまう。決着がついていないところも面白い。
サルノ王女専用機が撃墜された事件よりも、予言者の出現の方が特ダネになる世の中なんて・・・今もそんなに変わらないか(笑)。異常気象もあって、大変な日本になっています。「あの方はどうしているのでしょう?」という番組も面白い。今の世の中と変わらない(笑)。防衛軍が核攻撃するのをためらっていることに良心を感じるし、平和のインファント島のモスラに解決を委ねるところもいいことなのかもしれない。
見所は、双子のピーナッツがモスラがゴジラ・ラドンを説得する様子を通訳するところだ。思わず失笑するのだが、実に楽しい。シリーズ第5作。
ゴジラもラドンも、お前が謝れ、と言っています
キングギドラ初登場ということで観た。
しかしこの映画の最大の見せ場は、モスラがゴジラとラドンを説得シーンであった!(宇宙怪獣キングギドラから地球を守るために、ゴジラとラドンが力を合わせて・・・という話の展開です。)
モスラの説得シーンで、ザ・ピーナッツがモンスター語を翻訳する。なんとここで、戦闘中のゴジラとラドンの心情がわかります。「ゴジラもラドンも、お前が謝れ、と言っています。」って、地球の危機だというのにこの2大バカ怪獣は・・・ていうか、そんな下らないことで痴話喧嘩してたんかいwww
「畜生。分からずやってのは人間だけじゃないんだな。」と言う、主演の夏木陽介。もはや、コントである。
見終わった後、キングギドラの印象はあまり残っていないのであった・・・。
この映画に金星人ってのが出てくるのが時代を感じる。当時、金星はマイアミみたいなところで、金星には生物がいるかもしれないと思われていた。現在の映画に金星は登場しない。火星はよく出てくるんだけどね。
シリーズ第5作。 銀河の果てからやってきた金色の竜、キングギドラが...
シリーズ第5作。
銀河の果てからやってきた金色の竜、キングギドラがやってきたーー!
シリーズでも屈指の人気を誇る大怪獣キングギドラのデビュー戦。この作品の見所はなんといってもそこ。
炎に包まれ天に舞う登場シーン、神々しいビジュアル、ぬるっと動く3つの頭、そして鳴き声、怪獣として完璧な出で立ちに惚れ惚れする。
ただこの作品の欠点はせっかくの最強ヒールデビュー戦なのに見せ場なく完結してしまう。
そこは本当にもったいない。
「そんなの知ったことか!…と言ってます。」
というピーナッツ通訳での怪獣達の会話は本当最高です。
戦いの後モスラが帰って行き2人取り残されるラドンとゴジラ。え、俺たちどうする?感www
シュール過ぎて本当に笑える。
キチガイ金星人のお話は割と面白いが、ストーリー部分でもしっかり観られる内容なので割と怪獣の方がおざなりになってしまった感は否めない。
最後「ロゥマ」って言ったらどうしようかと思ったわ。笑
割と地味なデビュー
記念すべきキングギドラのデビュー作、意外と地味な展開と戦闘シーンなかなかの拍子抜け。
でも、この映画を見ると当時の日本映画の特撮レベルの高さがわかる作品でした。映像の迫力やリアリティがものすごい。
全25件中、1~20件目を表示