極道戦国志 不動のレビュー・感想・評価
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血が凄かった
・キャッチボールしてたのが父親だと思ってたら兄貴だった事に驚いた。そう思い込んでのと、冒頭の仁王寺でのメンツが濃過ぎて台詞が入ってこず、何で父親の首を切って責任を?とかでつまづいてしまった。仁王寺の会長?が双子?っていうのも後半に出てきたときに理解した。最初、鏡写しなのかと思ってしまって、混乱した。観返したら思いっきり息子が勝手にとかっていうセリフを言ってて、今後、映画を観るときは台詞をしっかりみないとと反省した。
・そのあと、仁王会四天王だれだれっていうテロップが入って、冒頭のキャッチボールの所から入れてほしかったと思った。で、その殺され方が無茶苦茶過ぎてえぐくて良かった。ガソリンスタンドにはどうして来るってわかってたんだろうと思いつつ、毒の強さすごいなぁと思った。血が噴き出して、ドア開けたら滝のようにっていう、もはやギャグに見えた。
・登場人物全員が、高校に集うのが若干意味が分からなかった。どうやって先生として弥勒と愛染、権藤が入ったのかとかが謎だった。あの頃はそんなに気にならない時代だったんだろうか。
けっこうよかった
その昔サブカル雑誌クイックジャパンで大々的にプッシュされていてレンタルビデオで見た。三池崇史監督作品を見たのはこれが初めてだった。
内容はなかなかとんでもなくてヤクザが延々殺し合いをしていたかと思うと家族での殺し合いとなる。ほぼみんな死ぬ。
高野俊二がでかい。演技もすごくいいし、役者として大成しなかったのが不思議だ。バイクが大爆発してあのくらいの怪我で済むかとも思うけど、高野俊二ならそうかもしれない。子どもが殺し屋で返り討ちに会ってゴミ袋に捨てられていたのが衝撃的だ。記憶の中では半透明のゴミ袋で子どもが透けて見えていたと思ったら違った。エクストリームな殺しっぷりが描かれる。
腹違いの兄が在日コリアンでテコンドーの使い手でめちゃくちゃ強い。凄まじい部屋で暮らしている。誰なんだろうと調べたら新妻聡さんというキックボクサーだ。すごい存在感で圧がすごいし、アクションもすごい。もっと映画に出てほしかった。
三池崇史初期作品
多作で知られ、近年では漫画原作の映画化を監督と言うイメージの強い三池崇史監督の初期作品で、いまや「アタック25」の司会者でもある谷原章介主演作。
かなり荒唐無稽な内容だけど元が漫画原作なので、どこまで三池演出でどこまで原作準拠なのかは分からない。
17歳の若頭に、小学生の殺し屋、花電車(陰部で吹き矢を飛ばす)で敵を暗殺するふたなりJK、生首サッカーなどなど、三池監督を知る人にはおなじみの露悪表現満載だけど、初期作品だからか「過剰な暴力」描写は控えめだった。
そして、後でこの作品が3部作だったことを知ったけど、うん、まぁ、観なくてもいいかなって感じ。
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