「数学できんが、なんで悪いとや!(リアルな思い出)」高校大パニック 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
数学できんが、なんで悪いとや!(リアルな思い出)
レビューとは全く関係ないのですが、まずどうしても最初に一言。
コメントくださったみなさんにお詫びです。
どういうわけか、コメントを書こうとすると、PCのブラウザがフリーズする謎現象が発生しているです。
もしかすると.com側のサーバーの不都合かもですが。
スマホから投稿すればよいのかもしれませんが、当方スマホの文字入力が何よりも苦手ときた旧人類なのです。
なので、コメントのお礼が、かなり遅れてしまうと思うです。
本当に申し訳ありません。
フォレスト・ガンプ』のレビューで「女装で映画観るんの、何が悪いとや!」と自分で書いておきながら、この映画をまだ観ていなかったことを思い出して鑑賞することにしてみました。キャッチコピーは鮮烈に覚えているのにですよ。
幸いアマプラのMEN’S NECO+オンデマンドの無料体験がありましたたので、レッツ・視聴!
進学校なのに高校3年で7組まであるとか、ちょっと子作りに励みすぎ世代じゃね?
念のために調べてみると団塊の世代よりは後のお話のようですね。
銃砲店のセキュリティがザルすぎでしょ!
商談中とは言え、数々の銃から目を離しちゃだめでしょ!
てか、主人公の少年・城野クン、強奪して初めて手に取る銃の扱いに慣れすぎでしょ!コマンドーか!
と、思ったけれど、途中で城野クンの部屋に「月刊Gun」が置かれているというカットが。
まるっきりド素人というわけではなかったのね。
奪った銃ってボルトアクションライフルじゃなくて、自動小銃だったのね。
間違えているかもですけれど、どうもウィンチェスターM1907っぽいの。細部がちょっと違うのですけれど。(破蛇をつついたかな?)
タイトルに偽りはなく、大パニックの様子が本当に迫力ある映像で描かれていたです。特殊部隊や右翼団体まで入り乱れて大乱闘なの。
「そりゃあこんな事件も起こりますって」てな、身勝手な大人たちのエゴや取り乱しっぷりもきちんと描かれていたです。
して、校門前の野次馬の中に泉谷しげるさんのお姿が。アナーキーな石井聰亙監督作品の、アナーキーな泉谷さんらしからぬ、役どころで(笑)
度々挿入される、轟音で空飛ぶジャンボジェット機のカットが、ハイジャック事件を連想させていたっぽいです。
そして、真夏の熱さの描写が汗まみれでぱねぇかったです。惚れっぽい私のこと、汗まみれでブラ紐&谷間チラリ♡の若き日の浅野温子さんにかなりの劣情が入り混じった魅力を感じちゃったのね
(*´Д`)ハァハァ
ウブな城野クンはサッと目を背けたけれど、私は10秒リピート機能で三~五度のガン見したね!(*´Д`)ハァハァ
そんな人質・温子さんと犯人・城野クンのちょいとストックホルム症候群的な描写もありーの。
誤って特殊部隊に銃殺されてしまった温子さんのB地区チラリの体当たり演技ありーの。
して城野クン、てっきり自決を選ぶか、銃殺されてしまうかで、潔いジ・エンドかと思いきや、惨めに逮捕されてしまうんですね。
「放せよー!来年2月には受験があるんだよー!」「放せよー!ラジオ講座があるんだよー!」「ラジオ講座があるんだよー!」「ラジオ講座があるんだよー!」は、厳しい受験教育に洗脳された、素の高校生の叫びっぽくて。犯した犯罪との対比が、なんとも悲しかったです。
決してセンセーショナルだけが売りのキワモノ映画ではなかったです。
かなりモヤモヤの余韻を残したまま物語は幕を閉じたです。
今日の目で見れば、粗やショボさがある程度目立つものの、もし当時劇場で観ていればの評価で☆4としました。あと、キャッチコピーの鮮烈さの加点も、もちろん。
でね、この映画って、まるっきり他人事じゃなかったの。
高校1年生の時、数学の成績が壊滅的だった私は(三学期通してオール1w)学年でただひとり留年の危機に瀕したわけ。
当時の数学の先生、この映画のクソ教師ほど鬼じゃなかったので、あらかじめ出題問題を教えてくれた上で(“出題範囲”じゃなくて“出題”そのもの・笑)進級を懸けた追試を受けさせてくれて、やっとこさ要件を満たしたってわけ。
それで事なきを得た黒歴史もあるです。←どんだけ黒歴史あるねん!
そんな優しくてありがたい先生だったから、幸いにも数学や教師への恨みはなかったってわけなんですよ。
大パニックにならなくてよかったね。
(『タクシードライバー』に憧れて“ジャキ―ン!”と飛び出すモデルガン持ってった件はレビュー書いた黒歴史の通りですけれどね・笑)