「フットワーク軽い高橋英樹!」けんかえれじい 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
フットワーク軽い高橋英樹!
1966年、鈴木清順監督作品。タイトルは有名だったが未見だったのを配信で。
清順監督の映画は数えるほどしか観ていないが、これはまた独特であった。他の監督作ともまた全然違ったテイスト。昭和10年という時代設定と新藤兼人脚本というのがその理由か。
なんというかスコーーンとしつつギラッギラッとしてる。ラフで猥雑でありつつリリカル。ラストの哀歌的な流れと急な政治的な締め。ちょっと真似できない作り。主人公の『麒六』という奇妙な名前の響きが耳に残る。浅野順子が美しい。
喧嘩シーン等は今の基準ではちょっと厳しいけれどパッションは買えます。原石的なものを見る感じで鑑賞しました。
コメントする