劇場公開日 1964年3月4日

「ヌーヴェルバーグの影響?」月曜日のユカ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ヌーヴェルバーグの影響?

2019年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

萌える

 ユカ(加賀)の性格もそうだったが、映像表現が実験的だったり、ふざけてるとしか思えない部分もあったり、ストーリーがありそうでなさそうな・・・

 ユカの特徴は誰とでも寝ることだったが、母親(北林)の教え通り、男を喜ばせることが生きがいの女。さらに身体は許すが、キスは駄目だと徹底している。恋人・修(中尾)とは赤灯台の野外でしか寝ないのだ・・・

 そんなユカにも悩みがあった。日曜日に修と街を歩いているとパトロンのパパ(加藤)が家族サービスしているところを目撃。後をつけてみると、娘に人形を買ってあげているパパの表情がとても喜んでいるように見えたのだ。その喜びの表情を見たい!私だって負けないくらいに喜ばせてあげたい!と思い、次に会うときには「人形を買って」とねだるユカであった・・・しかし、目撃した現場にはパパの妻もいたので、自分のおかあちゃん(北林)をも連れていくのだ(おいおい、そんなにバカなのか)。

 ユカの頭の中はさっぱりつかめない不思議少女といったところか。終盤には、修が海に落ちて死に、死体に初めてキスをする。そして、パパの仕事上大事な客がユカと寝たいと要求してきたため、仕方なくその外人と寝るユカ。そして最後にはパパが海に転落して溺れるが、ユカは無関心に去って行った・・・。。

 これが加賀まり子でなかったら、どうしようもない映画だと思う。男心をくすぐるコケティッシュな彼女は何故か魅力があるのだ。おっぱいはギリギリ見せてないが、うっすらと腋毛まで見せてくれる。

kossy