「タイトルなし(ネタバレ)」激動の昭和史 沖縄決戦 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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太平洋戦争下の昭和19年7月。
サイパン島、陥落。
日本軍は後退する一方。
大本営は、どんな大きな犠牲を払ってでも米軍の本土上陸は阻止せねばならない、よって、一度は軍隊を引きはがした沖縄に大兵力を投入するが・・・
といったところからはじまる実録映画。
小林清志のナレーションで沖縄戦の全貌を描く力作。
前半、特にドキュメンタリータッチが強い。
映画は、牛島中将(小林桂樹)、長参謀長(丹波哲郎)、八原高級参謀(仲代達矢)の軍司令が中心だが、おびただしいほどの人物が登場しては死んでいく。
『ひめゆりの塔』で描かれた女学生たちも登場する。
軍医演じる岸田森、婦長役の大空真弓、渡嘉敷看護婦役の酒井和歌子など、出演シーンは短いものの印象を残す。
専任理容師の田中邦衛も良い味を出している。
短いカット尻でどんどんと繋いでいく岡本喜八演出で、息苦しいほどの緊張感が続く。
途中、一部・二部の間に、黒画面・音楽のみの休憩があります。
配信作品では初めてでした。
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