劇場公開日 1966年10月29日

クレージー大作戦のレビュー・感想・評価

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4.0ハッスルコーラ🍹

2020年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 序盤、ブルーを基調としたモノトーン映像によって、ブルーなき分、やる気のなさを表現してしている。会社で一番無気力な社員は誰かね?と専務に聞かれ、選ばれた庶務課の植木等。飲んで数十秒後にカラー映像に変わり、モーレツ社員に変身する。ハッスル、ハッスル、ハッスル、ホイ!と・・・同僚の女子社員にプールに誘われ、不良どもに囲まれるが、いきなりハッスルぶりがダウン・・・効果てきめんのハッスルコーラだったのだ。

 しかし、興奮剤入りの製品では清涼飲料水としての販売は認められず、子会社を作って販売することになったが、選ばれたメンバーはクレイジーキャッツの7人。実は赤字を抱えたために最初からつぶすために設立した子会社だったのだ。

 効かない催眠術ばかりする谷啓や銀行頭取の東野英治郎など面白いキャラがいっぱい。「ホンダラ行進曲」「ハッスルホイ」など元気のでる曲がいっぱい。植木等もかなり真面目にその子会社を買い取り成功させようと努力するのだが、発売された清涼飲料水にはエキスが抜いてあるという事実を知らされる。本社に戻ることができ昇進することも約束されたが、彼らには自信がつき、無責任な会社に見切りをつけるところが潔くてスカッとする。

 無責任男というイメージとは全く逆のシリーズではあるが、とてもいい。

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kossy