「タイトルなし(ネタバレ)」蔵の中 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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今回鑑賞して、この映画は2回目の鑑賞であった。
この時期に接した類の作品は、
江戸川乱歩先生の「押絵と旅する男」と手塚治虫先生の「奇子」だね。
映画は
キャストとかははっきり知っていたが後半の件が「押絵・・」とだぶり、前半が「奇子」とだぶっていた。だがしかし、原作は読んでいない。理由は
インセストを道徳の範疇を超えた生物的なタブーと感じているからだ。手塚治虫先生の作品であることが「奇子」を受け入れられる唯一の理由だったが。作品の後半で手塚治虫先生の現代史の解釈に移行するのでかろうじて受け入れてきた。
また、「押絵・・」は背筋も凍る恐怖で、暫くミステリーが読めないくらいトラウマになった作品であった。
この原作が1935年の作品との事。つまり、1925年が治安維持法の施行された年であるから、当局はエロ・グロ・ナンセンスは見逃していたんだと理解した。エロ・グロ・ナンセンスはポリティカルをも「何のその」なんだね。
ちなみに、「奇子」は70年代前半だったと記憶する。
ジャパニーズサブカルチャーとしてインセストがロリ⭕️⭕️と一緒に流行し始めた時期である。
ちなみに、「押絵と・・」に登場する浅草の12階のビルに我が祖母が登ったと聞きた様な思いでがある。確か、関東大震災の時に倒れたとか言ってた。
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