「犯人は捕まえないスタイルの石坂金田一第5弾」病院坂の首縊りの家 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
犯人は捕まえないスタイルの石坂金田一第5弾
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昭和な感じが懐かしい石坂金田一の第5弾です。ここまで5作品観てきたのですが、犯人は捕まえずに勝手に自殺させるスタイルは一貫してましたね。謎は解くけど捕まえはしないという。最早本作は自殺するとわかってても、あえて見逃している感じでした。
生首風鈴はインパクトありましたね。その自殺っぷりも、っというか自ら首を切って血がブシャーっと吹き出た後にしっかり遺言は残すのもちょっと面白かったです。でも個人的にはギター殺人が笑ってしまいました。ギターが頭を突き抜けた状態で死ぬのは嫌やわ~。
石坂浩二の金田一は安定していましたね。「わかった!」警部の加藤武など毎回同じ俳優さんが違う役を演じるのって面白いですね。シリーズとして繋がってないけど、繋がってるような感じです。冒頭とラストに出てきた微妙な演技するな~っと思ってたおじいちゃんは原作者の横溝正史だったんですね。マーベルの映画でスタン・リーがカメオ出演してたのと一緒ですね。こんなドロドロした話ばかり考えて書いてたのはスゴいと思います。
何はともあれ有名だけどよく知らなかった金田一シリーズなのですが、これで石坂金田一はひとまず見てしまいました。昭和の雰囲気がある、リアルよりもインパクト重視な探偵物だったと思います。
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