「まじめでも悪どくもなく」斬る(1968) FormosaMyuさんの映画レビュー(感想・評価)
まじめでも悪どくもなく
軽妙なテンポで進む時代活劇。独立愚連隊のようにやっぱり悪いやつがいるのだが、それを全否定する勧善懲悪劇ではなく、それはそれとしてそれに立ち向かう者たちとも自分は違うという独特の立ち位置の主人公たち。そして最後は百姓遊女たちのお祭り騒ぎでまじめな奴らをあざ笑います。社会の上に立つまじめで時に悪どい人間たちがありつつも、自分はそうではないが一本貫く道がある人間と監督は言いたいのかなと思いました。
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