「女優陣の美しさ」鬼龍院花子の生涯 miさんの映画レビュー(感想・評価)
女優陣の美しさ
美しいシーンはあるし俳優陣は豪華だけど。時代のせいなのか、登場人物たちの行動が支離滅裂すぎてつまらない。
任侠の親分は、まるで近所のガキ大将がそのまま大人になったような男で、男も女もなんでそんな男を親分として慕うのか?さらになんで養子、養女が欲しかったのか?後に妾が産んだ娘を溺愛するので、娘が欲しかっただけなのかもしれないが、養女をもらった当初は親分も正妻も特に養女を可愛がってはいない。
更に、養女に男ができたと思ったら、父親である親分が養女を手篭めにしようとするし。娘じゃないの!と思わず突っ込んだが、未遂以後は、特にわだかまりもなく、養女は結婚を正式に認めて貰いたいと夫同伴で里帰り。娘で良かったと親分と沁々お酒を酌み交わす。あの未遂シーンはなんだったのか?
それ以後も夫の指を切り落とされたりと、あんまり父娘としての交流もあったように見えない。親分を父親と慕う理由がわかる場面をいれて欲しかった。
いろいろムチャクチャな父親だけど、養女であっても任侠道は受け継いでると言う。
「なめたらあかんぜよ」のカッコ良いはずの場面にあんまり感動できなかったのが残念。
コメントする