「鬼マサの生涯」鬼龍院花子の生涯 みーさんの映画レビュー(感想・評価)
鬼マサの生涯
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なめたらいかんぜよ!は、
この映画の夏目雅子のセリフだよと、教えてもらい見た映画。
何となく、セーラー服と機関銃とか、金八先生の三原じゅん子が言っていたセリフと勘違いしていたら、訂正された。
映画は観たことなかったのに、このセリフは何となく知ってるのは何でだろ。
話はさておき、観てみた感想は、
報われない愛の虚しく切ない映画だった。
自分の愛するものへ一方通行で報われない。
歌は政五郎を愛しているのに
政五郎は愛人を作る。
歌が最後に死の淵にあるときも、政五郎は近寄ろうとせず、松恵は本当の母ではないのに看病をしているのに、、、。
最後まで綺麗な姿でいたいと化粧をし、いつでも会いに来ても良いように支度をする歌の姿が悲しかった。
政五郎が愛する娘の花ちゃんは
自分を連れ去った男を愛してしまったのか
最後には男を庇う。
なんとも虚しい気持ちになった。
色んなものを犠牲にして助けに来たのに、
実の父の愛は伝わらなかった。
松恵だけは、本当の両親ではなかったけど最後まで愛していたように思えた。結婚相手のことも。
例のセリフのシーンでは、今まで優しくて声を荒げることのなかった松恵が、啖呵を切って凄むところがとてもカッコ良かった。鬼マサの娘じゃき!と、覚悟を決めて胸を張って言ってるところが、歌にも似てるように見えて、本当の娘と、見ていて思えた。
仲代達矢の帽子の奥から覗かせる目のギラギラが、
めちゃくちゃカッコ良い!!!
タイトルは鬼龍院花子の生涯だけれども
私は鬼龍院鬼マサの生涯、だと思った。
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