「感染する表層」CURE PPさんの映画レビュー(感想・評価)
感染する表層
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極めて映画的な映画。空虚な人物。意味の通らない会話、風の音や水の音、フレームの外に響くなんらかの機械音と言った環境音。空回りする洗濯機。溢れる水。ライターの火。本質的な意味などなく、そういう映画に写し出される表層てきなフレーズがひたすら世界を侵食していく。物語には「殺人」という行為の感染がキーとなるのだけれど、映画的な表層がひたすら侵食していくことそのものが最も恐ろしい。
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