「グッド・オールド・キネマ・パラダイス」キネマの天地 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
グッド・オールド・キネマ・パラダイス
松竹大船撮影所50周年記念作品。
Huluで鑑賞。
松竹撮影所が蒲田にあった頃。人の心を豊かにする映画を撮ろうと切磋琢磨する、若き映画人の青春を描いた松竹超大作。
サイレントからトーキーへと移行し、新進気鋭の映画監督たちが己の作家性を開花させ、新しい表現に果敢に挑戦していた時代への遥かなるノスタルジアに包まれました。
夢に向かってがむしゃらに突き進んで行く。いいホンを書きたい。いい演技をしたい。いいカツドウをつくりたい。情熱が迸り、活気に溢れた撮影所の風景に胸が熱くなりました。
印象深かったのは、戦争へと突き進む時勢の中、カツドウをつくり続ける意義とは、と云う問い掛け。主人公の葛藤から見えて来たのは辛い時こそ娯楽が必要であるということ…
新人女優が才能を開花させ、スターへの階段を登る。父親との物語が涙を誘う。有森也実がイキイキと演じていました。
大作の主演に抜擢されるも、ラスト・シーンが上手く演じられない。元役者の父親に相談して知った、自身の出生の秘密。
過酷ですが、それが肥やしになり見事な演技に繋がる。娘への最期の贈り物だったのかもしれません。切ないです。
父役の渥美清が名演。娘の晴れ姿を観ながら息を引き取ったその頬には一筋の涙が…。娘のハイライトを観ることは出来たのか。なんにせよ、幸せだったことでしょう。
間違い無く、映画は力をくれる。
改めて映画が好きになりました。
※修正(2023/11/17)
観賞菩薩さんへ。
追悼番組も放送されるのでしょうが、「全員集合」や「バカ殿様」の傑作選を放送して、しんみりせずに笑えるような番組をつくって欲しいです…。
しゅうへい(syu32)氏🙏…是非、そうお読み下さい。思いがさらに深まるはずです。
数時間前、NHKで志村けんサンを偲んで「ファミリーヒストリー」を追悼再放送してました。泣きました😢…1日はフジで特番あります…4(土)は、19時~10チャンで「志村どうぶつ園スペシャル」、21時~サンTVで「志村でナイト」あります…入院前に収録された放送分がまだ残っているみたいです🙇
観賞菩薩さん、kossyさん。
本当に残念でなりません…。「ばか殿様」とか「だいじょうぶだぁ」とか、幼い頃から観ていて、物心付いたときに初めて認知していたコメディアンが志村けんさんでした。この間も「だいじょうぶだぁ」の新作放送していたので、余計に悲しくて悔しいです。せめて「キネマの神様」の原作を読んでいる間は、脳内キャスティングは志村けんさんにしたまま、読了したいと思います。
しゅうへいさん、おはようございます!
たった今ニュースで知りました。
キネマの神様も楽しみにしていましたが、こうしてお笑いの方が亡くなるとコロナの恐ろしさをじわりじわりと感じてしまいます。
ご冥福をお祈りします。
しゅうへい(syu32)氏🙇…本作に出演の笹野高史サン、凄いバイプレイヤーなんだと再認識しました…後、「Fukushima 50」に出演されてた平田サンと吉岡クンの34年前の姿も…
フィルムが自らのアルバムみたいに残るって…映画俳優とは何と素晴らしい職業なんだと今更ながら痛感します。
4月10日から公開する大林宣彦監督が、20年ぶりに尾道で撮影した「海辺の映画館/キネマの玉手箱」にも笹野サン出演。
もしかしたら「キネマの神様」にも出られるかも?…山田洋次監督作品のレギュラーですからね😊
観賞菩薩さんへ。
コメントありがとうございます。
いつもお世話になっております。
「キネマの神様」…ホントに楽しみです。原作読んでいる最中ですが、映画への愛に溢れたストーリーがたまりませんです、はい(笑)
またもや素晴らしいサイトを教えていただいて誠にありがとうございます! 僕の好きな「兵隊やくざ」シリーズまで網羅…また観たくなって来ました。反対に観たことの無い作品ばかりなので、予習したいと思います(笑)
しゅうへい(syu32)氏🙇本作、今観るとかなり凄いキャスティングですね😲
今年公開の「キネマの神様」迄に再観すべき映画です…34年たって、同じ監督、同じキネマを扱うタイトル…楽しみです✨
↓オススメのサイト
『昭和の喜劇映画シリーズもの』というサイトを御存知ないなら、一度ググって見て下さい🙇
【昭和30~40年代の喜劇シリーズ、寅さんからALWAYS三丁目の夕日シリーズまで、昭和の時代に製作されたシリーズもの喜劇映画のスタッフ、出演者、あらすじ、見所を紹介するサイトです☺】
こちらも膨大な資料とレビューは、参考になるか?と…で、またも見始めたら数時間あっという間です😅